どうも、あおりんごです。
低金利だった住宅ローン固定金利や変動金利にさっそく動きが見えてきました。
イオン銀行、住宅ローン基準金利上げ 変動型で(2024年4月25日、日経新聞)
5月住宅ローン固定金利、大手5行上げ 長期金利上昇で(2024年4月30日、日経新聞)
今回は住宅ローンの動きへの影響について解説します。
- 変動金利、固定金利の両方で上昇が見られる
- 原因は日銀の金融政策の方向転換
- 今後は各銀行で変動金利の上昇が起こる
ついに動いた!住宅ローンの金利のいまとこれから
そもそも住宅ローン金利とは
住宅ローン金利についてわからない方は、まずは以下の記事をご覧ください。
なぜ住宅ローン金利が動き始めた?
イオン銀行の変動型住宅ローン金利は、実は15年ぶり。
大手5行も固定金利を上げました。
では、なぜ金利が上がったのか?
それは日本銀行が金融政策を大きく方向転換しはじめたからです。
■振り返り!日本のデフレ脱却旗揚げから11年続いた大規模金融緩和の影響
■世の中の景気と”金利”にはとっても重要な関係がある理由をわかりやすく解説
日本銀行のマイナス金利解除が国民の住宅ローンに打撃!
日本銀行の金融政策路線変更、つまりマイナス金利解除が一番の要因です。
これにともなって固定金利が上昇します。
今回、大手5行はこの固定金利を上昇させました。
また世の中の経済状況によって各銀行で決定される短期プライムレートが上げても問題ないとされれば変動金利の根幹となっている短期プライムレートが上がり始めることから変動金利も上がります。
イオン銀行はこの変動金利を上げました。
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2024年後半以降の見通し
今回、イオン銀行が変動金利、大手5行の固定金利が上げました。
今後は、大手銀行が金利上昇を見せたことで地方銀行も金利を上げやすくなっている状況を考えると、各銀行が金利を上げてくるでしょう。
ちなみに、変動金利を選んでいる人は住宅ローンの金利タイプの70%を占めています。
このことから地方銀行を含む日本の銀行が変動金利を上げてくると、家を買っている人のローンによる生活コストの圧迫が上がるということになります。
これは景気の先行きの不透明感が増すことを指します。
まとめ
- 変動金利、固定金利の両方で上昇が見られる
- 原因は日銀の金融政策の方向転換
- 今後は各銀行で変動金利の上昇が起こる