日本銀行の役割1

【日本銀行の役割とは】日銀と世の中のお金の流れをわかりやすく解説

作成日:2019/10/24

更新日:2019/10/24

 

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

 

みなさん、日本銀行の役割をどれだけ理解されていますか?

どうしても難しいイメージが強くて、毛嫌いしていまっているのではないでしょうか。

 

そこで今回は、日銀の役割とそこから世の中に与えるお金への影響をわかりやすく解説していきたいと思います。

 


日本銀行とは

日銀の設立と現在の場所

日本銀行(日銀、BOJ:Bank of Japan)は、中学校の教科書で「銀行の銀行」と習いませんでしたでしょうか。

そうです、民間銀行の最後の砦となるのが 日本銀行 で、日本の中央銀行にあたります。

2019年10月現在の総裁(いわゆるトップ)は 黒田 東彦(はるひこ) 氏 です

 

また日本銀行は、1882年(明治15年)10月10日に設立されました。

場所は東京駅の北側に位置します。

 

日銀の目的

日銀の目的は「日本銀行法」に記載されています。

 

第一条 日本銀行は、我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うことを目的とする。
2 日本銀行は、前項に規定するもののほか、銀行その他の金融機関の間で行われる資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資することを目的とする。
(通貨及び金融の調節の理念)
第二条 日本銀行は、通貨及び金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とする。
(日本銀行の自主性の尊重及び透明性の確保)

「日本銀行法」より引用

日銀は、日本で唯一お金を発行することができる機関 です。

そして日銀の目的をまとめると、

  1. 物価の安定
  2. 金融システムの安定

となります。

これらを達成させるために 金融政策 を行っています。

 

日銀の役割

日銀の役割は 水道で言う蛇口 というように世の中の

  • お金の量の増減(公開市場操作)
  • 金利の上げ下げ

によって、お金を調節しています。

 

つまり、お金を増やしたり、減らしたり、金利を上げたり下げたりしています。

これらを利用して、民間銀行(都市銀行や地方銀行など)にあるお金を流れやすくしたり、流れにくくしたりしたりしています。

 

金融政策とマイナス金利

民間銀行が日銀に必ず開いている 日銀当座預金 があり、これを利用して日銀が お金の流れをコントロール しています。

 

 

ところでみなさんは マイナス金利 については知っていますでしょうか?

マイナス金利は2016年に黒田氏が追加緩和として行った政策です。

金利がマイナスになるということで、ニュースでは「日銀のマイナス金利が個人にまで影響!!」などと賑わしていましたが、記憶に新しいかと思います。

 

この マイナス金利はぼくたちに直接影響しているわけではありません

 

これについては以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

【関連記事】

⇒ 【簡単】日銀当座預金とマイナス金利をわかりやすく解説

 

また民銀は 準備預金制度 によって、必ず日銀に最低限の預金をしなくてはいけません。

この制度については次の記事でわかりやすく説明しておりますのでご覧ください。

【関連記事】

⇒ 【簡単】日銀や民間銀行の準備預金制度をわかりやすく解説

 

公開市場操作(日銀オペ)とは

日銀オペとは、日本銀行が行う公開市場操作のひとつで、日本政府が発行している国債を買う、または売ることで市場の お金の量をコントロールしています。

 

基本的には、民間銀行が保有する国債を日銀が売買しています。

 

この日銀オペについては以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

【関連記事】

⇒ 【図解】日銀の買いオペ・売りオペとは? わかりやすく解説

 

マネタリーベースとマネーストックとは

公開市場操作によって売り買いされた国債の代金授受は上記で説明した日銀当座預金で行われています。

それらのお金の量が マネタリーベース などと言われています。

 

マネタリーベース:日銀当座預金額+紙幣+貨幣

のことです。

 

マネタリーベースの詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

【関連記事】

⇒ 【簡単】マネタリーベースとマネーストックの違いのわかりやすい解説とその推移

 

日銀によるお金の流れの影響

これまで説明してきたように日銀によって、世の中にある お金の量お金の流れ をコントロールできることがわかりました。

 

お金の流れと日本銀行
図1. 日本銀行とお金の流れ

図1. のように、日銀が民銀との間に公開市場操作をはたらかせることによって、世の中のお金の量や流れがコントロールされます。

民銀は日銀から受けた影響やそれぞれの売上状況によって、貸出金利などコントロールし、そのあとに企業や個人まで波及してくることがわかります。

 

MMT(現代貨幣理論)とは

最後に MMT(現代貨幣理論) についてご紹介します。

MMT(現代貨幣理論)とは、Modern Money Theoryの略で、2019年4月ごろにアメリカの経済学者 ステファニー・ケルトン 氏が発表した理論です。

 

これは政府と中央銀行の関係性と財務状況を理解しなければいけません。

日本でいうと、政府は日本政府、中央銀行は日銀となります。

 

これらに関しては以下の記事でわかりやすく解説しております。

【関連記事】

⇒ 【簡単】日本政府と日本銀行の貸借対照表からみる「増税不要」のわかりやすい解説

⇒ 【図解】国債とMMT(現代貨幣理論)の仕組みをわかりやすく解説

 


まとめ

ぼくたちが普段何気なく使っているお金は、日銀がお金の流れをコントロールすることによって物価や金融システムを安定化させていることがわかりました。

日銀の役割をきっちりと理解することで、世の中のお金の流れはもちろん、経済の動きも見えてくるものがあります。

これからももっとお金の流れへの理解をじっくりと深めていこうと思います。

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