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【1929年 暗黒の木曜日】ウォール街大暴落のわかりやすく解説 ①序章

投稿日:2019/12/4

更新日:2019/12/4

 

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

 

「歴史はくりかえす」といいます。

 

それは 歴史を学ばない人がくりかえす という意味で伝わっています。

 

また「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とも言います(どうやら、オットー・フォン・ビスマルクは言っていないようですが、あえて引用笑)。

 

人間が歩んできた道は過ちの連続でした。

歴史は、人の経験や過ちから得られるものはたくさんあります。

成功を知るよりも、失敗から学ぶことはぼくたちの人生にとってとても大切なことではないでしょうか。

 

そんななかで、ぼくたちが身を投じている株式市場の世界では、常にとなり合わせとなっているものがあります。

 

それは バブル暴落 です。

バブルは熱狂、暴落は絶望になりえます。

 

このブログでは以前に、1927年に日本で起こった 昭和金融恐慌 についてご紹介しました。

【関連記事】

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こちらでもご紹介しましたように 人の熱狂にともなって膨れ上がったバブルは、最後はじけて絶望にかわります 。

 

現代の日本人でいえば、平成の不動産バブル崩壊がまだ記憶に新しいのではないでしょうか。

しかしこのバブル崩壊は、日本に限ったことだけではありません。

世界各地で起こっており、投資の本場アメリカでももちろん起きています。

 

ここで、みなさんはアメリカの 暗黒の木曜日 という日はご存知でしょうか。

 

暗黒の木曜日とは、今から約90年前の 1929年10月24日(木) にアメリカの金融街であるウォール街でおこった大暴落のことです。

その日だけでも 出来高は約1,289万株 をつけ 1日で-12ドルの下落 し、人はまさに パニック状態 だったそうです。

 

この大災害のあと、さらに歴史を進んでみると大きな急落、暴落は数多くおきました。

そして、今現在でも起こっています。

 

このようなくりかえされる歴史背景にはどのように起こって、どのように崩壊していくのでしょうか。

 

「歴史はくりかえされる。それは歴史から学ばない者がくりかえすのだ。」

 

今回は「暗黒の木曜日とウォール街大暴落」をテーマに記事を書いていこうと思います。

不定期連載となりますので、お付き合いくださいませ。

 

(1920年代なかば)フロリダでの不動産ブーム

今年は2019年、もう年の瀬です。

日本でおこったブームや熱狂といえば タピオカ です。

 

日本中でタピオカがブームになり、繁華街の露天にはタピオカがならびました。

「タピる」ということばが生まれたように、日本人はまさにタピオカに熱狂していました。

 

ことの発端というのはおもしろいことに、いつも 人の熱狂 からはじまるのです。

 

今から95年ほど前の1920年代なかばでもアメリカでブームがおきました。

それはタピオカではなく 不動産 です。

アメリカのフロリダで不動産バブルがおきていました。

 

「まさか不動産でバブルなんて起こるわけない!」と考える人も多いかと思います。

しかしながら、日本ではまだ記憶に新しい平成の不動産バブルを経験されている方々が口を揃えていうのは「日に日に不動産の価格が上がっていって、買うしかなかった」ということです。

 

図1. ウォール街大暴落のスキーム ~ ① 序章 ~
図1. ウォール街大暴落のスキーム ~ ① 序章 ~

それではウォール街大暴落である暗黒の木曜日につながるまでのスキームを見ていきましょう。

スキームは図1. の通りになっています。

1920年代前半に、まずフロリダで不動産のブームがおこりました。

 

フロリダ不動産バブルの3つの理由

次にフロリダで不動産バブルがおこった3つの理由を確認していきましょう。

フロリダでの不動産バブルの原因
図2. フロリダでの不動産バブルの原因

図2. にかかれているように、1920年当時のアメリカでは

  1. 経済発展
  2. インフラの拡大
  3. 所得拡大

が起こっていました。

当時のアメリカは徐々に経済発展がともなってきてインフラ設備が整い、人々の所得が向上するにしたがって移動手段も増えていきました。

 

そんな中で、フロリダの不動産が売れた理由は 冬が暖かいから にあったようです。

冬を暖かくすごすために、フロリダへ移ろうとする人がふえたようです。

 

(1926年前半)不動産ブームに過熱感

このような背景のもと、フロリダに移ろうとする人々が増えると、徐々に不動産を買う人が増え、さらに日に日に上がっていく不動産の値段に人々が「なぜ上がるのか」を考えなくなりました。

 

その結果、人々の気持ちがコントロールを失い最後は投資としてではなく、利ざやを求めた 投機 に変わっていき、過熱感を帯びていたようです。

 

(1926年後半〜)不動産バブルの崩壊

過熱感が漂う中、1926年前半にはとうとう 買い手の流入が衰えはじめました

なんとかバイヤーは売り込もうとするのですが、そういった陰りをみせはじめたときに次々と危機が襲います。

 

1926年の秋にはハリケーンが2度も襲いました。

さらに9月には暴風雨により400人もの死者を出し、数千世帯の屋根が飛び、マイアミは水浸しに、豪華ヨットが何隻も漂う結果となり、不動産バブルの終焉を向かえて バブル崩壊 につながっていきました。

 

このフロリダでの不動産バブルが崩壊したことがキッカケでアメリカ人は「不動産よりも、苦労せず手っ取り早く儲けられる株がいい」というような気持ちが日に日に増えていったようです。

 

これが 1929年秋におこる暗黒の木曜日への序章 となります。

 

まとめ

今回は「ウォール街大暴落のわかりやすく解説 ①序章」をご紹介しました。

 

日本で起こった昭和金融恐慌と同じように、アメリカでもバブル崩壊につながる火付け役となるのは、なんらかの「ブーム」だったんですね。

このように歴史をひとつひとつ紐解いていくととてもおもしろいです。

 

次回は暗黒の木曜日につながる直前までを書いていきたいと思います。

 

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