3-2. 投資(資産運用)

【わかりやすく図解】EBITDAとFCFの1つの違いとは?計算式を解説

EBITDAとFCFの大きな違い.

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

 

あなたはEBITDAとFCFの違いを明確に理解していますでしょうか?

EBITDAとFCFはどちらも企業の収益性を調べる指標となっています。

一方で、この2つの指標の大きな1つの違いは利息計算や税金計算などの収支を済ませているか済ませていないかにあります。

そこで今回はEBITDAとFCFの違いについて解説していきます。

この記事のポイント3つ

  • EBTIDAとFCFの1つの違いは種々の収支を計算しているかしていないか
  • EBITDAは簡易的な現金計算、FCFは実質的な現金計算
  • より詳細に企業に残るお金を知りたいのであればFCFを利用する

本題の前にEBITDAとFCFのおさらい

EBITDAとFCFの違い
図1. EBITDAとFCFの違い.

EBITDAとは

EBITDAとは、Earnings Before Interest, Tax, Depreciation & Amortizationの略で、損益計算書ベースで金利の受払い、税金の支払い、償却費の差し引き前の利益という意味でした。

つまり、企業の営業利益に実質的に現金の出入りがない減価償却費を足し合わせた金額を指します。

EBITDA
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FCFとは

FCFとは、Free Cash Flowの略で、キャッシュフロー計算書ベースで企業が得た売上からいろんな費用や投資を差っ引いて手元に残って自由に使えるお金のことでした。

つまり、営業CFから投資CFを引いて算出される金額です。

フリーキャッシュフロー
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あなたが知らないEBITDAとFCFの1つの違いとは

EBITDAとFCFの1つの違い

ここから本題に入っていきます。

EBITDAFCFの大きな違いは以下のとおりです。

EBITDAとFCFの1つの違い

利息計算や税金計算などの収支を済ませているか済ませていないかの違い

つまり、以下の図2.の通りです。

EBITDAとFCFの大きな違い.
図2. EBITDAとFCFの大きな違い.

EBITDAの計算式は営業利益と減価償却費であるのに対し、FCFの計算式は税引前当期純利益から減価償却費や売上債権債務、税金計算を含めた収支を計算したあとに企業に残るお金となっています。

 

つまり、EBITDAは本業でどれだけ稼いだのかを示す指標で、FCFは企業全体でどれだけお金が残ったのかを示す指標となっています。

また、FCFは貸借対照表の純資産の部である利益剰余金に計上されます。

EBITDA:簡易的計算 FCF:実質的計算

つまり、EBITDA企業の簡易的な現金の計算であり、FCF実質的な現金の計算ということになります。

EBITDAは簡易的計算、FCFは実質的計算

そのため、企業価値を計算する場合は簡単に本業の利益を知りたいのであればEBITDAを使うべきですし、詳細に知りたいのであれば実際に企業に残るお金を計算するFCFを使うべきです。

<関連>【わかりやすく図解】企業価値評価で使う計算式とその考え方とは

<関連>【わかりやすく図解】割引現在価値の計算方法と割引率の求め方とは

まとめ

今回はEBITDAとFCFの違いについて解説してきました。

この記事のポイント3つ

  • EBTIDAとFCFの1つの違いは種々の収支を計算しているかしていないか
  • EBITDAは簡易的な現金計算、FCFは実質的な現金計算
  • より詳細に企業に残るお金を知りたいのであればFCFを利用する

計算できれば、FCFを積極的に使っていきたいところですね。

あおりんご