投稿日:2019/11/11
更新日:2019/11/11
どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。
生きていれば自分にできることとできないことがあります。
例えば「自分の考え方は変えられるけど、相手の考え方は変えられない」などですね。
投資でも同じことが言えます。
どうしても株価をコントロールすること、市場の影響を個人だけでは変えられません。
となると、自分が制御できる部分をコントロールするしかありません。
そこで今回は 投資家がコントロールできる4つの行動 についてフォーカスしてみたいと思います。
と、投資するその前に なかなかお金が溜まらないという方は少なからずいます。
そういう方はここから先を読み進める前に、まず以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】
⇒ 【20代必見】本多静六と投資の種銭をつくるための1/4貯金の実践
投資をはじめるための種銭はできたけど、なかなか株式投資に踏み出せないという方もいます。
そういう方には以下の記事がオススメですのでご覧ください。
【関連記事】
⇒ 【20代が実践!】投資をはじめる金額の目安は3万円がいい3つの理由
投資家がコントロールできる4つの行動
さて、投資をする準備が整ったところで本記事の本題に入っていこうと思います。
投資家が株式などに投資するときにコントロールできる自分自身の行動は 4つ しかありません。
買う前の3点
- 何を買うか
- どれだけ買うか
- いつ買うか
売る前の1点
- いつ売るか
の4点です。
① 何を買うか
これは、どの企業を買うのか、つまり 銘柄選択 に当たります。
選ぶ基準はそれぞれいろいろとあるかと思いますが主に
- テクニカル
- ファンダメンタルズ
に分けられるのではないでしょうか。
人の流れに着目したテクニカル分析に基づいて企業を買う方法 と、企業の価値に着目したファンダメンタルズに基づいて企業を買う方法 です。
自分自身が何らかの理由でこの企業は「株価が下がりそうだな」と思えば買い判断にはならないでしょうし、「株価が上がりそうだな」と思えば買い判断になりうるでしょう。
この銘柄選択による 何を買うか は自分自身でコントロールできる行動と言えます。
またどんな企業を買うのか、に関してはなかなか判断がつきにくいかと思います。
その前に簡単な基礎知識も必要です。
例えば 株価はなぜ動くのか 答えられますか?
その説明は以下の関連記事で説明していますのでご覧ください。
【関連記事】
他にも「安く買え!」と言われることも多いですが、どこをどうみたら安いのか、最初の方はわからなくないでしょうか。
そういった場合にはPER、PBR、配当利回りをよく使います。
以下の記事が参考になりますのであわせてご覧ください。
【関連記事】
⇒ 【投資判断に役立つモノサシ】配当利回りと配当性向のわかりやすい解説
ちょっと難しい企業分析の指標ではありますが、将来の企業の価値を現在の価値に計算する “現在価値” の考え方や “企業価値” の考え方もあります。
合わせて参考にしてみてください。
【関連記事】
⇒ 【図解】むずかしい現在価値の計算式と割引率の考え方をわかりやすく解説
⇒ 【図解】むずかしい企業価値の計算式と評価の考え方をわかりやすく解説
② どれだけ買うか
①で選んだ企業の株式をどれだけの株式数保有すると考えるか、という意味です。
この 「どれだけ買うか」は自分のポートフォリオ内でどれだけの割合を特定の銘柄で占めるか と考えることができます。
なぜこれが大切なのかというと、
例えばある銘柄が1ヶ月間で上昇率50%だったとします。
自分のポートフォリオ内における1ヶ月間で50%上昇した銘柄占める割合が
- 1%
- 50%
であれば、どちらが一番資産が大きく増えるでしょうか。
当たり前ですが、もちろん【b】となります。
つまりポートフォリオ全体で考えたときに その銘柄の占める割合によって全体への資産増加の影響力がまるで違う ということになります。
どれだけ「①何を買うか」で将来に株価が上昇する銘柄を吟味し選んでも、ポートフォリオ内への影響力が小さければ資産は伸ばせません。
もちろん逆もあり 下がりそうな銘柄を多く保有するとポートフォリオ内でのマイナスの影響力が働くことも然り です。
したがいまして、このポートフォリオ内への影響力も買う前の時点で自分自身がコントロールできる行動となります。
③ いつ買うか
これは買うタイミングの問題です。
思い立ったが吉日!!!即買い!!!
で、ドーーーンと翌日-15%の下落、、
となれば、いくら優良企業を適切な割合で買っていても、タイミングを間違えればある意味失敗です。
ぼくも模索中なのですが 投資において銘柄選びよりも買うタイミングのほうがかなり重要なウェイトを持っているのではないか と個人的に考えています。
どれだけ企業業績が悪くても、何らかの理由でカタリストが起これば +20%の株価上昇はあるからです。
また、人々がこの銘柄が「ほしい!」と思う前に保有しておくことが大切で、ではその瞬間がいつくるのか?(株式市場で評価される時期)を考えなければいけません。
つまり人の「ほしい!」がどの瞬間に訪れるのか、何のカタリストがいつやってくるのか、が研究対象となりえます。
「いつ買うか」も、自分自身がコントロールできる行動といえます。
④ いつ売るか
最後の項目として、売るタイミングの「いつ売るか」があげられます。
売り場合は、
- 利益確定売り
- 損切り
のどちらかになります。
よくあるのが、
「利益確定売りしたのに、その後株価がまだ20%も上がった、、」
とか
「損切りできずに、株価が20%も下がった、、」
とか。
売るタイミングも難しいですよね。
売る前に どういったプランやストーリーを描いて投資に望んだのかによって売るポイントが変わってくる のではないでしょうか。
これも、自分自身がコントロールできる行動となります。
いつ売るか、に関しては経済の指標など外部環境にも左右されることもあります。
経済の代表的な指標といえばニュースでもよくきく GDP というものがあります。
GDPは国内の経済状況を表す数字で、国内で企業との間や企業と個人の間などを含む全てのモノやサービスが消費された合計の値です。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
【関連記事】
⇒ 【GDPデフレーターとは】GDPデフレーターをわかりやすく解説
また、世界の経済状況は世界通貨基金(IMF)が発表する 世界経済見通し がとても参考になり、世界の経済状況を伺うことができます。
2019年10月時点でのIMFの最新の世界経済見通しを以下の記事でまとめていますのでご参考ください。
【関連記事】
⇒ 【IMF世界経済見通し発表】2019年10月の世界経済3つのポイント
なぜ、4つの行動が大切なのか
以上、4点あげました。
- 何を買うか
- どれだけ買うか
- いつ買うか
- いつ売るか
これらがなぜ大切なのかというと リスク管理 になるからです。
リスクとは、資産(お金)が減る確率 といえます。
つまりこれら4点は、一寸先は闇の株式市場において自分自身が唯一コントロールできる行動で、リスクを最小限に抑えて、最大限のリターンを得るために必要な選択 だから重要です。
ぼくも、瞬間的に「いい企業で安い!!!」と何気なく考えて売買してしまって、暴落をくらった経験があります。
後々になって「あぁ、、なんで買ったんだろう」と後悔しています。
まさに 後悔先に立たず ですね。
後悔しないように、資金投入する前にしっかりと投資プランを立てようと改善中です。
まとめ
今回は「投資家がコントロールできる4つの行動」についてご紹介しました。
それは以下4点です。
【投資家がコントロールできる4つの行動】
- 何を買うか
- どれだけ買うか
- いつ買うか
- いつ売るか
いろんな個人や外国人、機関投資家などが入っている株式市場全体をコントロールできません。
自分自身のできることを着実にこなして、投資人生を歩んでいきたいと考えています。