3-2. 投資(資産運用)

【企業の純資産で投資判断】PBRをわかりやすく解説

PBR

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

投資にはいろんなモノサシがあって、それらを使いこなすことによって企業がもつ価値と市場が考えている価値の差を見ていきます。

それらのいろんなモノサシを使ってを調べた後に、市場価値が企業価値よりも安いと考えれば、買い判断となります。

今回は、たくさんある投資指標のなかでも基本的なPBRについてお伝えします。

この記事のポイント3つ

  • PBRは純資産が株式市場で何倍で評価されているのかを示す
  • 純資産は解散価値とも言われている
  • PBRを扱う場合の注意事項もある

企業の純資産が投資判断となるPBRとは

PBRとは以下のことです。

PBR( Price Book-value Ratio)とは

株価純資産倍率:企業の純資産が株式市場で何倍で評価されているのか

計算式は以下のとおりです。

PBR1
図1. PBR

このモノサシを使って企業の株価が割安か割高か、を判断します。

純資産であるため、主に貸借対照表をメインとして分析を行います。

貸借対照表から見る企業価値5
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また、上記の式を書き直すと以下の通りになります。

PBR2
図2. PBR

この式は、1株あたりの純資産で計算した場合はどうなるか、ということです。

PBRの割安度合い

一般的に、PBRは1.0以下であれば割安と判断されます。

1.0以下が起こる状況というのは、

時価総額 < 解散価値

となったときです。

つまりPBR = 1.0以下というのは「企業が経営されている状態よりも解散したほうが価値が高い」という意味合いになります。

PBRに注目する理由

PBRは、企業の純資産に着目したモノサシとお伝えしました。

ではなぜ、PBRに注目する必要があるのでしょうか。

たとえば、企業がもし明日に「会社を解散します!!!」と発表すれば、企業はまず資産を売り払って、持っている借金を返済し、残ったお金を株主に分配しなければいけません。

したがいまして、企業の純資産は解散価値とも言われています。

PBRを利用する注意点

注意点 ①:資産内容

PBRを使うには注意点があります。

それは資産内容です。

貸借対照表(BS)1
図3. 貸借対照表(BS)1

流動資産に偏りがあればあるほど、現金化しやすく解散宣言したときに手元キャッシュは残りやすくなります。

貸借対照表(BS)2
図3. 貸借対照表(BS)1

一方で、固定資産に偏るほど現金化しにくいことがわかります。

たとえば工場をたくさん持っていて、その工場がすぐに売れるというイメージな持てないですよね。

すでに説明したように、ただ単にPBRが1.0を下回っているからといって、指標だけを鵜呑みにせず資産内容まで確認したほうがより投資する際にはリスクを管理できる、と考えております。

注意点②:収益性

個人的には、PBRが1.0を下回っていて、資産内容も現金が多いから投資しても大丈夫!という判断にはなりかねません。

なぜなら本当にその企業に収益性があるかどうかわからないからです。

収益性とは、企業に利益を出せる力があるか、という点です。

投資を考えている企業のPBRが1.0以下という理由は、その収益性がないから割安に放置されているということも考えられます。

なので、個人的にはPBRを使うときは企業の収益性も加味する必要があると考えています。

PBRとは対象的にPERについては以下の関連記事でご紹介しておりますのでご覧ください。

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まとめ

今回は、投資判断をするためのモノサシであるPBRについてご紹介しました。

使い方を覚えれば、企業の資産価値に注目することができますが、一方で道具というのは使い方を間違えれば、誤った判断を招きかねません。

注意して道具を使いたいところです。

あおりんご