3-1. お金の知識

【現金を疑え】あなたも必ずやっている現金という資産への投資をお金の知識から解説

現金という投資先

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

あなたは貯金が好きな方でしょうか。

節約してタンス貯金という文化が日本に根づいているものですから、おそらくあなたも貯金が大好きで、給料の数%から差っ引いて貯金箱や定期預金などに放り込んで現金でおいている周りの方もかなり多いのではないでしょうか。

それは「現金は減らないから何か将来に自分の身にあったときに安心だ」という心理状態から貯金しようという行動に走るのではないか、と考えています。

しかしながら、若者や親との世間話とかでよく「現金は安心」と言いますが、それは本当に安心なことなのでしょうか。

この「現金は安心」に対して疑いを持った方がどれだけいるのでしょうか。

結論からお伝えします。

実はみんなが思っているほど「現金で持つ」という状態は安心安全ではありません。

そこで今回はこの結論についてメスを入れていくために、

この記事のポイント3つ

  1. 現金はそもそも資産という「投資先」である
  2. 現金は何もしなくても減る
  3. 現金という「投資先」をどう考えるべきか

についてお伝えしていいきたいと思います。

現金はそもそも資産という「投資先」であ

現金の正体

ではまず、一般人が知らない現金(貯金)の正体について考えていきたいと思います。

日本人が大好きな現金(貯金)とは、そもそもどういうものなのでしょうか。

現金という投資先

現金とは、貸借対照表でいう資産に部類されるもの

ということです。

ぼくたちが持つ現金とは、普通預金に入っている現金であれ、定期預金に入っている現金であれ、お財布に入っている現金であれ、タンスに入っている現金であれ、どんな状態であれ、これは紛れもなく資産に部類されます。

一般的なサラリーマンや主婦さん、学生さんであれば、このような理解を持って日々生活しているわけではないかとは思うのですが、一般人であっても金融リテラシーの高い方経営者であれば必ず頭に貸借対照表を思い浮かべながら計算して経営しています。

なぜ貸借対照表の考え方が大切なのかというと、この考え方はお金の動きの基盤だからです。

企業、日本政府、NPO団体、ボランティア団体、ぼくたちの家計、、といかなる組織のお金の動きは貸借対照表に基づいて動いています。

貸借対照表の詳しい説明は以下の記事を参考にしてください。

貸借対照表から見る企業価値5
【お金の知識をわかりやすく】人生で大切な貸借対照表とは どうも、あおりんごです。 みなさん、貸借対照表という名前は聞いたことありますでしょうか。 貸借対照表とは財務諸表のひとつで、本当は以...

そして資産というのは、貸借対照表でいう左側のそれにあたります(図1.)。

貸借対照表から見る現金いう資産
図1. 現金という資産

この資産の中には何が含まれるかというと、

  1. 現金
  2. 売掛金(企業のみ)
  3. 売買有価証券
  4. 土地
  5. 建物
  6. 投資有価証券

などが含まれています。

そして上記した資産の数字が小さいほど現金に換金しやすくなる順番で並べられています。

また、1年以内に現金化できる資産を流動資産といいます。

反対に、1年以内に現金化できない資産を固定資産といいます。

貸借対照表から見る現金という資産
図2. 現金という資産

図2. のように貸借対照表の資産の部の上にあるほど現金に近いということになります。

したがって現金の正体は、どんな形で持っていようと現金という「資産」であり、それは貸借対照表の資産の部の一番最上位に位置するものことがわかりました。

現金という資産への「投資先」

上で説明したように、現金は土地や有価証券などと同じで資産の仲間であり、それは貸借対照表の資産の部の一番最上位に位置するものことがわかりました。

これがどういうことかというと、

現金という投資先の意味

貯金という行動は、ぼくたちが現金に「投資している」ことに等しい

という意味になります。

なかなかこの考え方を持って生活している人は少ないでしょう。

貸借対照表から見る現金という資産
図3. 現金という資産

お伝えしたように、図3.の通り、資産はいろいろありますが、貯金とはそのうちの現金に投資していることになります。

 

そして、一般的なサラリーマン家計の貸借対照表は次の図4. のようになっていることが多いのではないでしょうか。

貸借対照表から見る現金という資産
図4. 現金という資産

つまり、土地や建物(家)、車などがあるおかげで、それぞれの資産を購入したときのローン(負債)支払いにお金が損益計算書上でキャッシュアウトしているということです。

 

ちなみに、人が現金でおいておくことが好きな要因のひとつは、おそらく現金が使いやすいのものであるかではないでしょうか。

それはどういうことかというと、なかなか現金化しにくい土地という資産よりも、現金は(当たり前のことですが)普段の生活にかかる家賃やケータイ代、食費など支払いという意識が強いからです。

そしてそれらは損益計算書キャッシュフロー計算書などからキャッシュアウトしていきます。

この損益計算書とキャッシュフロー計算書の考え方は以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

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これらのことから、現金とはとても扱いやすい資産であり、ぼくらはそれに投資していることがわかりました。

現金は減る事実

現金と物価変動

これまで現金は資産のうちの投資先であることがわかりました。

次は現金は何もしなくても減る事実をお伝えしたいと思います。

現金はどのようにして減るのか

現金はインフレによって目減りする

インフレとは、物価、つまりモノの値段が上がることで、今まで買えていた現金の量では買えなくなることです。

インフレについては以下の記事で詳しく解説していますので、理解を深めたい方はぜひご覧ください。

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インフレにより現金が減る事実とは

現金は減る」現実とは、インフレが起こったときです。

つまり、正確に言えば現金が目減りするということです。

インフレーションとデフレーション
図8. インフレーションとデフレーション

どういうことかというと、図8. のように本来であれば100円で買えていたものがインフレーションによって120円も払わないといけなくなるため、現金の価値が目減りしてしまうということです。

一方で、デフレーションによって80円になれば100円よりも少ないお金でモノが買えるため、現金の価値が高いこととなります。

 

つまり、デフレの状況下では現金は強いですが、インフレの状況下では現金は弱い立場になってしまいます。

 

このことから現金の本質は「いつの時代でも現金という資産に投資して(持って)いればよい」わけではないことが事実なのです。

 

ちなみに日本は平成がはじまってからデフレの時代です。

それはGDPデフレーターが示しています。

GDPデフレーターについては以下の記事で詳しく解説していますので、深く知りたい方はぜひご覧ください。

GDPデフレーター_2
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現金という「投資先」をどう考えるべきか

今まで現金という資産への「投資先」を見てきました。

そして現金への投資に対する最大のリスクは目減りする可能性があるインフレであることもわかりました。

 

最後によく考えていただきたいことは、現金という資産への投資が最適なのか、という点です。

最初に現金は資産であることをお伝えしました。

そして現金が大好きな日本人は現金へ最大の投資をしていることになります。

そんなみなさんは現金への投資に何を求めているのでしょうか

 

基本的に資産とは(企業的に考えれば)お金を増やすためにあります。

それをぼくたちの家計に落とし込んで考えたときであっても、同様の考え方が持てるのでないでしょうか。

つまり「ぼくたちの家計であっても、資産とはぼくたちのお金を増やすためにあるもので、その先には個人の人生の選択肢が増える」という考え方です。

 

現金は残念ながら増えません。

そこで資産を増やすために現金から他の何かの資産に変えていくことが必要です。

これを資産運用といいます。

以下の記事で、基本的な資産運用について深く解説しています。

自分の力で資産を作る
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ここでお気をつけいただきたいのが、無理に資産運用をオススメているというわけではありません

もちろんリスクもあるからです。

みなさんがリスクを把握し、理解されて、資産運用を行うべきだと結論が出ればはじめてみればよいと考えています。

 

そして、現代であれば有効な投資先といえば例えば有価証券です。

有価証券はお金が減るリスクもありますが、適切な投資を行えばリターンもありますし、またインフレには強い資産です。

適切な投資、という点がまた難しいですが、投資の考え方であれば以下の記事を参考にしてみてください。

有価証券への投資は昔と違ってとてもはじめやすいです。

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また株価の変動やPER、PBRの考え方も書いていますので、合わせてご覧ください。

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まとめ

さて、今回は現金という資産への「投資先」について考えてみました。

ポイントは以下の3つです。

  1. 現金はそもそも資産という「投資先」である
  2. 現金は何もしなくても減る
  3. 現金という「投資先」をどう考えるべきか

現金はそもそも資産であり、投資先です。

また現金という投資のリスクはインフレで、インフレ下では現金は目減りすることもお伝えしました。

そんななかで新たな投資先(例えば有価証券など)を今のうちに検討してみることもよいのではないでしょうか。

あおりんご