どうも、あおりんごです。
人は考えなくても毎回同じような行動が取れるということを「習慣」といいます。
習慣はとても厄介なもので、生活の中で染み付いているのでなかなか変えられません。
例えば、電車の中で音楽を聞くとか、スマホゲームするとか、たばこを吸うとか、お酒を飲む、、とか。
毎日その時間を同じように費やすことが多いかと思います。
そんななかでこんな声をよく耳にします
お金がたまらない!!
なかなかたまりませんよね。
いつの間にか財布のお金がなくなっていて、気づけば給料日まで必死で耐える、なんていう生活をあなたは送っていませんか?
しかしながら、お金がたまらないのもよくも悪くもひとつの習慣なんです。
お金を「使う」「ためない」といった習慣があなたに染み付いていることになります。
そんなぼくもお金に対しては習慣があって、もうかれこれ8年ほど続けていることです。
それは「お金(収入)がおサイフにやってきたときに必ずそのうちの25%は貯金(投資資金)に回す」という習慣です。
そしてこの習慣のポイントは収入があれば、何かにお金を使うことよりもまずその25%を貯金をすることです。
そして、残りの75%を生活資金として利用し、ほしいものを極力我慢しています。
これができるだけで不思議と本当にお金がたまっていきます。
なぜぼくがそんなことを習慣にするようになったのでしょうか。
それは「私の財産告白」という本がぼくの人生の基盤となってきたからです。
「私の財産告白」は本多静六という100年以上前に日本で生きた投資家です。
今回は本多静六が書いた「私の財産告白」と、お金の習慣についてご紹介しようと思います。
本多静六とは
みなさん 本多静六 をご存知でしょうか。
投資界隈で長くいらっしゃる方は知っておられるかたも多いかと思います。
本多静六は、日本のウォーレン・バフェットと呼べる人物で、渋沢栄一と並んで 日本で初めての投資家 です。
江戸末期の1866年に埼玉県で生まれました。
※1868年に明治時代に変わりました。
「私の財産告白」との出会い
「私の財産告白」(以下、著書)は本多静六の著書なのですが、約120年前に書かれた本で、とても有名な書籍です。
ぼくがこの著書と出会ったのは21歳のときでした。
投資をはじめるにあたって「投資とはなんぞや」と全くわかならなかったぼくに、本多静六から投資を教えてもらえた本の1冊です。
全体の簡単な内容としては、
- 収入1/4貯金(後述)
- 貯蓄ではなく投資
- 人生に対する考え方
といったところです。
1/4貯金の実践
1/4貯金とは、本多静六が実践していた貯金方法で、内容は以下のとおりです。
- 1/4貯金:「収入があれば最初に1/4を引いて貯金、そしてそれを投資にまわし、あとの3/4が実際の生活水準」という認識で生活すること
です。
大学時代ではありましたが、ぼくはすぐにこの考え方に取り組みました。
当時はまだ働いていませんでしたので、バイト代が収入に当たります。
収入源の1/4貯金を投資にまわすことを実践し、働いている今でも実践しています
このように生活することがぼくの中で習慣になり、そしてこの習慣は自分の人生にとって大きな出会いとなりました。
1/4貯金のメリット、デメリット
1/4貯金のメリットとデメリットをご紹介します。
1/4貯金のメリット
1/4貯金のメリットは
- 「お金が貯まらない」を解決
- 「無駄遣い」の改善
- 「投資への第一歩」を後押し
といったところです。
とくに 1 や 2 で悩んでる方々が多いかと思います。
投資をはじめるにあたって「株で儲けなきゃ!」と焦りがちになってしまいますが、実はお金の本質は全く違います。
まずは最初に一定額(ここでは1/4)のお金を引くことで、確実に想定しているお金はたまります。
そして3/4の収入が生活水準となりますので、考えてお金を使うことでムダもなくなります。
さらに少し溜まってくれば「ちょっとでもいいから投資始めてみようか」という気持ちも芽生えてきます。
1/4貯金のデメリット
メリットに対してデメリットは、
- 遊びにいかなくなる
- ケチと思われる
- 出会いがなくなる
です(※個人差あり)。
良くも悪くも収入1/4の貯金は普段の生活にどっしりとのしかかってきます。
倹約すればお金の使い道は制限されるので、遊びに行かなくなり、行ったとしてもあまりお金を使いません。
結果、出会いがなくなってしまうといった現象になります。
「お付き合い」が大切なサラリーマンとしてはかなり致命的かと思いますが、お金も時間も使い方次第です。
あなたがどうしたいのか、どう生きていきたいのかでお金も時間も使い方が大きく変わるでしょう。
一方で、残念ながら1/4貯金は女性にはウケが悪いようですね笑
倹約しますし、投資でリスクを負いますし資産を築けるかもわかりません。
不安定ですごい質素な生活になりますので、女性が求める理想の水準とはかけ離れてしまいます笑
貯蓄ではなく、投資へ
「1/4貯金」は貯蓄するための行動ではなく、あくまでも投資、自分の資産形成のためです。
日本人は、企業も個人も投資する前に貯蓄にまわしてしまいます。
お金の方程式は、収入を増やし、支出を減らしたら運用する必要があります。
資産 = (収入 − 支出) x 運用利回り
人生をゆたかにするあなたの知らないお金の方程式に関しては以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、あなたがもし20代や30代、もしくは若い世代のお子様をお持ちの方であればぜひこちらの記事もご覧ください。

貯金をしていても、残念ながら売買益(キャピタルゲイン)や配当(インカムゲイン)の利回りは得られません。
まだまだ人生が長く心配が多い20代ですが、そんな20代だからこそ少しでも適切なリスクをとって殖やす意識を持つほうが人生にとってプラスだとぼくは考えています。
ぼくは「投資 = 怖い」という認識を持っていましたので、損しても傷つかない3万円からはじめました。
ぼくが実践した経験を次の関連記事で説明しておりますので、参考にしてください。

合言葉は
「貯蓄ではなく、投資へ」
です。
まとめ
1/4貯金は投資家として、自分の人生にとって、大きなメリットをもたらします。
ぼくは学生のうちにこういった考え方に出会えたことは人として、投資家として本当に幸せに思います。
年齢がいくつであれ、はじめるにあたって遅くはありません。
人は今が一番若いです。
ぼくたちいわゆる「ミレニアル世代」はあまり将来が明るいとは言いにくい状況ですが、こうした実践をもとに少しでも未来がよくなるように、今行動していきたいです。