3-2. 投資(資産運用)

【わかりやすく図解】投資判断のためのPERと割引率の関係性とは

期待収益率5

どうも、あおりんごです。

 

あなたは、投資をしていく上でどんなことを心がけているでしょうか。

人それぞれのルールがあれど、必ず出てくるルールは

  • 割安性:今の価格が価値に対して安いかどうか
  • 市場の需給や流れ:自分の次に買う人がいるか

といったことではないでしょうか。

 

そして割安性や需給を意識する上で誰でも必ずやっていることは計算だと思います。

どんな計算かというと

今の株価が高いのか、それとも安いのか

とか

企業の価値は今はいったいどれくらいなのか

といった計算です。

そして、前回は企業の現在価値割引率についてお伝えしました。

現在価値とディスカウントレート016
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そして今回の記事ではPERを逆数で計算して割引率を求めていき、PERと割引率(ディスカウントレート)の関係性についてお伝えしようと思います。

PERと割引率(ディスカウントレート)の関係性は逆数

まずは、企業価値で導き出した式を利用したいと思います。

PV(企業価値)1
図1. PERとディスカウントレートの関係性

このような式でした。

PV(企業価値)1
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これに対して両辺に c(キャッシュフロー)をかけると以下のような式に変換できます。

期待収益率3
図2. PERとディスカウントレートの関係性

つまり、左辺が企業価値(PV)キャッシュフロー(c)で成り立っています。

 

この式はどこかで見覚えがありませんでしょうか?

そうです、左側がPERの式となっています。

期待収益率4
図3. PERとディスカウントレートの関係性

この式を、

  • PV:企業価値 → 市場価値の時価総額
  • c:キャッシュフロー → 純利益

と考えれば、この式はPERに同じと考えることができます。

期待収益率5
図4. PERとディスカウントレートの関係性

つまり図4.の式からPERが企業の成長率(リスクと成長)をふまえた割引率の逆数になっていることがわかります。

 

このことからPERと割引率は表と裏の関係性ということになります。

なんか不思議ですよね笑

例1) 工業系のPERが低い理由

工業系(シクリカル銘柄)のPERが低いことが一般的です。

たとえば投資したい企業が株式市場で以下のPERで評価されていたとします。

PERが低い企業(シクリカル銘柄)の例

PER = 5倍

( r – g = 20%)

シクリカル銘柄の工業系企業は基本的に低成長です。

一方で、景気や海外の環境によってキャッシュが得られるかどうか変わります。

となればどれだけのキャッシュが得られるかどうか毎年の景気変動によってわからないのでリスク ( r ) は大きくなります。

 

数字で見てみると理論上のPERとディスカウントレートの関係性は、

  • 20% = 21% – 1%
  • 20% = 25% – 5%
  • 20% = 99% – 79%??

となります。

シクリカル銘柄に高い成長は見込みにくいですよね笑

例2) バイオPERが高い理由

では次にバイオ銘柄について考えていきましょう。

バイオ銘柄はだいたいこれくらいでしょうかね。

PERが高い企業(バイオ銘柄)の例

PER = 100倍

( r – g = 1%)

シクリカル銘柄とは反対にバイオ銘柄は高い成長(利益)を求めています。

となれば、成長 ( g ) が大きくなります。

 

数字で見てみると理論上のPERとディスカウントレートの関係性は、

  • 1% = 21% – 20%
  • 1% = 51% – 50%
  • 1% = 99% – 98%??

となります。

成長率は高いが、リスクも大きくなることがわかります。

注意点

このように理論上ではPERとディスカウントレートの説明ができましたが実際には正確には参考程度に確認するものであり、必ず市場では本来の企業価値と市場価値にギャップが生まれます

 

たとえば

シクリカル銘柄に思われているけど、実際は成長しているよね?

とか

バイオ銘柄に思われているけど、実際は違うんじゃないか?

とか。

数字では簡単に表せますが、結局はなぜディスカウントされてるのかを考えるクセも大切ではないでしょうか。

まとめ

今回はPERとディスカウントレートについて考えてみました。

PERとディスカウントレートは逆数の関係性であり、表と裏の性質をもっていたんですね。

 

投資に必要ないろいろな価格や価値の計算方法があります。

今回はPER中心のお話でしたが、企業がもつ純資産価値にフォーカスしたPBRという指標もあります。

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また、配当利回りや配当性向に焦点を当てた指標もあります。

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