3-1. お金の知識

複利効果で4.4倍!?金持ちだけが投資でやっている資産運用の極意とは

複利の強み

どうも、あおりんごです。

あなたは複利効果を知っていますか?

複利の力は、お金持ちだけしか実践していない、資産運用の極意です。

この極意を知らないと、いつまでも資産は雪だるま式に増えません。

しかも複利効果は、物理学者アインシュタインも「人類最大の発明」と言ったように、計り知れない力を持っています。

そこで今回はお金を増やすために必要な複利効果の考え方をお伝えしたいと思います。

この記事のポイント3つ

  • 単利と複利では約4.4倍も差が生まれる
  • 複利は若いうちにはじめないと力を発揮しない
  • 複利を人生に活かすには資産へ再投資

単利と複利の違い

まずはじめに単利と複利の違いは以下のとおりです。

単利と複利の違いとは

単利:「預けた元本のみ」に利息がつく

複利:「元本と得られた利息」に利息がつく

となっています。

考え方は至って簡単で、預けたお金だけに利息がつくのか、預けたお金+得られた利息の合計にさらに利息がつくのか、の違いだけです。

イメージしやすいように、元本100万円、利回りを10%で計算してみましょう。

単利と複利
図1. 単利と複利の違い

図1.のとおり、単利であれば預けた元本のみに利回りが働くため、10万円分ずつ(100万円 x 10%)が積み上がっていきます。

一方で複利は、預けたお金+得られた利息の合計に利回りが働くため、3年目であれば預けた元本から33万円分((121万円 x 10%))積み上がります。

複利の強みと弱み

メリット:複利は単利より4.4倍の差を生む真の強みを持つ

図1.をご覧いただいたように複利のほうが単利よりも積み上がる金額が多くなることがわかりました。

では、3年から30年と大きく期間を伸ばしてみましょう。

複利の強み
図2. 複利の強み

単利と複利を30年間続けると、

  • 単利:30年目 400万円
  • 複利:30年目 1,744万円

となります。

このように、最初は微々たるものでしたが、30年経つと単利と複利では約4.4倍の差が生まれることがわかりました。

じっくりと時間をかける

30年を複利で回転させていくだけで大きな差が生まれることがわかりました。

これらのことから複利効果の本当の強みとは、以下のとおりとなります。

複利効果の本当の強みとは

じっくりと時間をかけること

これこそが、複利の効果であり、資産運用の極意です。

はじめは微々たる差でしたが、時間をかけることによってそれが大きな差になるということです。

 

これは例えば日々の仕事にも似ています。

はじめは全く仕事ができなかった人が、日々着実な訓練を積み重ねることによって成長し、時間が経つにつれて、もともと仕事ができる人を圧倒していくような様子です。

<関連>【生活を変えたいあなたへ】『複利での伸びる1つの習慣』をオススメする3つの理由

 

この複利効果は雪だるま方式ともいいます。

雪だるま方式
図3. 雪だるま方式

最初は微々たる小さな雪だるまだけど、時間をかけて転がして転がして、どんどん転がすことで小さな雪がだんだんと雪だるまについてきて、やがて大きな雪だるまになるのと同じです。

若いうちからではにと時間はかけられない

複利効果を活かすためには、若いときから複利効果を知り、それを実践しなければいけません。

なぜなら複利は時間をかける必要があるからです。

何歳からはじめてもいいのですが、できるだけ若いうちに複利の考え方を知って実践することで、歳を重ねるうちに50代〜60代に大きな差となります。

デメリット:複利効果の最大の弱み

マイナス数値

一方で、複利効果にも弱点があります。

それは、マイナス数値です。

図1.や図2.では、毎年必ず +10% が前提としていましたが、もし仮にある年の利回りが -10% となれば、このマイナスを取り戻すには次の年に+11.11% も必要になるからです。

継続性

もうひとつのデメリットとして、継続性が必要となります。

30年の継続性が保たれなければ大きな差を生むことができません。

つまり、毎年続けるということが必要になります。

資産運用の極意:資産へ再投資することで複利を活性化

複利を人生で活かしていくために重要なことは、以下のことです。

複利を人生で活かす再投資の考え方

持っている資産から生み出されたキャピタルゲインによる売買益や、インカムゲインとして得られた配当金再投資すること

これを実践する場合は「絶対学校で習わない!人生豊かにするお金を増やすたった1つの仕組み」でも説明したように、個人で資産を持つ必要があります。

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複利効果で資産をより大きな資産に
図4. 複利効果で資産をより大きな資産に

つまり、有価証券や不動産などの資産から得られたキャピタルゲインインカムゲインを、さらに有価証券や不動産などに再投資することで複利効果を働かせるというものです。

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まとめ

今回はお金を増やすために必要な複利効果の考え方をお伝えしました。

要点まとめ

  • 単利と複利は再投資の差
  • 単利と複利では約4.4倍も差が生まれる
  • 複利を人生に活かすには資産へ再投資

複利効果はあのアインシュタインも「人類最大の発明」と言ったように、とてつもない力を持っていることがわかりました。

あなたも人生に資産運用の極意を活かしてみてはいかがでしょうか。

あおりんご