どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。
みなさん、投資を考えるとき「この資産を持つ場合はキャピタルゲインを重視して買おう!」という判断ができていますでしょうか?
また、それぞれの投資家のオフ会にいってみると、「インカムゲインが〜」とか「キャピタルゲインが〜」とかそういったワードが出てくるかと思います。
なので今回はオフ会に行ったときにことばに困らないように、資産をもつときの キャピタルゲイン についてご紹介したいと思います。

キャピタルゲインとは
では、キャピタルゲインについて解説していきます。
キャピタルゲインとは、資産を売買することで得られる利益、またはその利ざや
を指します。
たとえばこんな事例があります
- 株式 → 30万円で買った株が35万円で売れた(利益:5万円)
- 債券 → 額面100万円を90万円で買った債券を満期まで保有した(利益:10万円)
- 不動産 → 1,000万円で買った不動産が1,100万円で売れた(利益:100万円)

図1. のように買ったときよりも高く売れた場合に発生する利益のことです。
キャピタルゲインはインカムゲインよりもリターンが大きい
キャピタルゲインは、インカムゲインよりも高いリターンが狙えます。
たとえば、株式のインカムゲインの年間配当利回りはだいたい3~4%ほどです。 しかしながら、キャピタルゲインは年間で10%や20%、または2倍、3倍と得られるリターンは大きくなる可能性があるからです。
大きなリターンが期待できる一方で、もちろん値下がりリスクもあります。
- 買った株が大きく下がった
- 買った不動産に価値が失われた
というようなことがおこります。
したがって、ハイリターンではあるものの、それに伴ってハイリスクとなります。
キャピタルゲイン投資はこんな人にオススメ
株式投資で考えたとき、年間のポートフォリオの利回りがインカムゲインよりもキャピタルゲインのほう上回らせたいという人にはオススメです。
キャピタルゲイン投資はこんな人にオススメ!!!
- 売買が上手な人
- リスクをとってハイリターンを狙っていきたい人
短期間で大きくリターンを得られる可能性もあります。
キャピタルゲインを狙うための企業分析
キャピタルゲイン投資による売買益を狙うためには、個人的には自分がどんなモノ(企業、不動産など)に資金を投じているのかを理解しておく必要があります。
そのために例えば株式投資であれば、株式市場の現在の価格と、それに伴う企業の中身(価値)を知る必要があります。
株式市場での価格変動のしくみを理解する
株式市場では日々企業の価格、つまり株価は変わります。
これはなぜ変動するのかというと、その企業の株が「ほしい」と思う人が多ければ多くなるほど価格は上がっていき、逆に「いらない」と思う人が増えるほど価格は下がっていきます。
要は、マスクの値段が高騰するしくみと同じです。
ウイルスを防ぐためにマスクがほしいと思う人が増えるほど、価格は上がっていきます。
株価の価格変動に関しては以下の記事で詳しく述べていますので、合わせてご覧ください。

市場価格と企業の価値の架け橋となっている指標を理解する
株価変動のしくみが理解できれば、次は市場価格と企業の価値の架け橋となっているPERとPBRについて理解していきます。
PERとは
PERが株式市場と企業の価値との架け橋となっている理由は以下のとおりです。
PERとは、企業が生み出す利益に対して市場価格はどれだけの値段でつけられているのかを示す指標
となっています。
つまり、企業が現在の経営活動から生み出す利益に対して株価がどれくらいの値段なのか、ということです。
そのため企業の中身(価値)を見るポイントは損益計算書(PL)となります。

PBRとは
一方でPBRは、
PBRとは、企業がすでに持っている純資産に対して市場価格はどれだけの値段でつけられているのかを示す指標
となっています。
つまり、企業が今までの経営活動で作り上げた自分の資産(総資産ではなく、純資産)に対して株価はどれくらいの値段なのか、ということです。
そのため企業の中身(価値)を見るポイントは貸借対照表(BS)となります。

まとめ
今回はキャピタルゲインについてご紹介しました。
まとめると、キャピタルゲインは
- 資産の売買益を狙った収入の獲得
- 売買が得意な人にオススメ
- ハイリスクではあるもののハイリターンを狙える
となります。
投資スタンスを考える上で、キャピタルゲイン狙いなのかインカムゲイン狙いなのかで、大きくスタンスは変わってきます。
個人的ハイリスクではあるものの売買益を狙った投資スタンスの方が、リスクを低く抑えるためにいろんな調査をして資金を投じるため、とても勉強になることが多く、深くておもしろ味が出てきます。
インカムゲインがノーリスクか、というわけでもありませんのでどの道を選んだところで、リスクを把握する、理解することは必須となります。
キャピタルゲインの投資スタンスでチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。
あおりんご