どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。
あなたは、企業の収益性を評価する際に利用されるEBITDAを知っていますか?
損益計算書上の営業利益に、減価償却費を足し合わせたものがEBITDAとなります。
またEBITDAは企業が持つ価値を分析する際にも利用され、あなたの会社の経営分析、他社の買収、さらに投資していくのあれば、EBITDAを知っておいて損はありません。
そこで今回は企業の収益性を表すEBITDAについてご紹介したいと思います。
- EBITDAはイービットディーエーなどと呼ばれる
- EBITDA = 営業利益 + 減価償却費
- 各国の金利や税率が異なる場合に収益性の評価が容易
企業の収益性を示すEBITDAと計算式とは
EBITDAと計算式
EBITDAとは以下のとおりです。
EBITDA※とは、Earnings Before Interest, Tax, Depreciation & Amortizationの略称で、金利の受払い、税金の支払い、償却費の差し引き前の利益のこと。
金利や税率は各国によって異なるため、グローバル展開している企業は利益の比較が難しい。
そのため、EBITDAを用いることにより海外の競合他社との企業の収益性を分析する際に用いられる。
EBITDA = 営業利益 + 減価償却費
※イービットディーエー、イービットダーなどと呼ばれる

営業利益とEBITDAの関係性
損益計算書は5つの利益から成り立っていました。

売上から、それぞれの費用を差し引いていき、残った利益が当期純利益につながります。
例えば営業利益を計算する場合であれば、売上総利益(粗利)から以下の図3.に記載されている費用を販売促進費として差し引くと算出されます。

これらにより営業利益が算出され、営業利益は本業で稼いだ利益が示されます。
一方で、営業利益がまるまる企業に入ってくる現金となるわけではありません。
なぜなら減価償却費があるからです。
減価償却は過去にすでに支払ってしまった現金の支出を後々損失計上する処理なので、厳密に言えばその年に現金が企業から減価償却費分の費用として外へ出ていっているわけではありません。

そのためEBITDAは、基本的に営業利益に減価償却費を足し合わせる事で算出され、企業の本業からどれだけのキャッシュがうまれたのかを簡易的に計算するものとなっております。
EBITDAとフリーキャッシュフローの違い
EBITDAは、フリーキャッシュフロー(FCF)とは違います。
その違いは以下の記事で詳しく説明しています。

まとめ
今回は企業の収益性を表すEBIDAについてご紹介しました。
- EBITDAはイービットディーエーなどと呼ばれる
- EBITDA = 営業利益 + 減価償却費
- 各国の金利や税率が異なる場合に収益性の評価が容易
あおりんご