どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。
この本を買おうと思って本屋に立ち寄ったわけではありませんでした。
そしてぼくはこの本を読むまで桜井野の花さんという方を知りませんでした。
自分の視野を広げるために、いつも読んでいる本とは違ったジャンルを読もうと思って女性の本を手にとったら、歌舞伎町で働くキャバ嬢の桜井野の花さんの本でした。
何に惹かれたかというと桜井野の花さんの「戦い方」です。
やっていることは単純だけどその戦い方がすごいなと感じました。
その戦い方を実践して結果を出している方の言葉は論理的な本を読むよりも重みが段違いでした。
最初は「大した本じゃないだろ」と突っかかった態度で読んでいましたが、少し読み進めると「確かにそれは大事だ」と納得することが多く書かれており、気づけばほとんど立ち読みで読み終えていました。
さすがに悪いなと思ったので買って帰りました。
そこで今回はそんな桜井野の花さんの戦い方に惹かれた『「一番」という生き方』をご紹介したいと思います。
- 結果を出したい人
- 戦い方を学びたい人
- お客さんの心を掴みたい人
『「一番」という生き方』はどんな本?
著書 / 著者 など
- 著書:「一番」という生き方
- 著者:桜井野の花
- 発行日:2020年 2月 29日 第1刷発行
本のストーリー
桜井野の花さんは歌舞伎町で95ヶ月連続No,1で君臨し続けている大阪出身のキャバクラ嬢とのことです。
そんな桜井野の花さんがどうやってその連続回数を続けているのか、赤裸々に語った内容がこの本となっています。
「キャバ嬢の仕事がどんな仕事か?」という内容の本ではなく、本当に「戦い方」の本です。
ぼくが買ったというよりも桜井野の花さんに買わされたのかもしれません。
それくらい刺激のある内容でした。
奇しくもぼくと同世代、負けてられないですね。
必読すべき3つの理由
戦い方が素晴らしい
冒頭でもお伝えしましたが、ぼくは桜井野の花さんの戦い方に惹かれました。
どんな戦い方かというと、それはニッチトップ戦略です。
これは企業戦略でも採用されている戦い方です。
もっと言うなれば、何千年と前から人と人との戦いの場で使われてきた戦略です。
要は、人とは違った自分でも勝てそうな場所で自分の強みを発揮して戦うことです。
学術的に言えば、ブルーオーシャン戦略やポーターの3つの基本戦略の考え方です。
<関連>【経営、必読】『ブルーオーシャン戦略』をオススメする3つの理由
<関連>【経営戦略の元祖】マイケルポーターの『競争戦略論Ⅰ・Ⅱ』をオススメする3つの理由
何が強みだったのかは記載を避けますが、彼女はそうやって歌舞伎町で戦ってこられたそうです。
顧客の掴み方がやっぱりうまい
この本では「自己ブランディングをするにはどうすればよいのか」という視点で書かれていますが(キャバ嬢なら当たり前なのかもしれませんが)何事もお客さんの視点に立って考えて行動されています。
このあとも続けて来てくれるわけではないお客さんであっても欠かさずに連絡を入れるそうです。
そういうマメさであったり、お客さんに合わせたお話の展開であったり、でも一線を越えてはいけないところは越えない点など、顧客の掴み方がうまいです。
こういった視点はとてもぼくも勉強になりますし、さらにこのブログを読んでいただいている企業の営業の方にも勉強になると思います。
「絶対にこれからお客さんにならない」ということはなく、どこかのタイミングでご縁があってつながる可能性もあるので、そういった「いざ!」というときのためにも普段からお客さんへの心は手を抜かないようにしていきたいですね。
継続性が彼女の一番の強み
なによりも彼女は継続性が強みだといいます。
とても納得させられますよね。
「95ヶ月連続」ということは一度もやめてはいけないのです。
ここから彼女の継続性が強みであることがわかりますよね。
本を読んでいて継続性という言葉が出てきたときに真っ先に思い浮かんだのが複利効果です。
複利効果は数%の違いが時間を経つにつれて大きな変化を生むことを、コチラで数字で明確にお伝えしました。
また【生活を変えたいあなたへ】『複利での伸びる1つの習慣』をオススメする3つの理由では、自分の強みを毎日磨き上げてそれを習慣化することで大きな変化を生むことをご紹介しました。
『「一度」という生き方』このように小さな変化を継続させることがどれだけ単純で難しいのか伝わってくる本でした。
まとめ
そこで今回はそんな桜井野の花さんの戦い方に惹かれた『「一番」という生き方』をご紹介しました。
本書をオススメする3つの理由は以下のとおりです。
- 戦い方が素晴らしい
- 顧客の掴み方がやっぱりうまい
- 継続性が彼女の一番の強み
とても勉強になった一冊でした。
奇しくもぼくと同世代、負けてられないです。
あおりんご
参考文献
- ジョン・ブルックス(2020)『「一番」という生き方』株式会社光文社.