4-1. 経営の本

【経営戦略の元祖】マイケルポーターの『競争戦略論Ⅰ・Ⅱ』をオススメする3つの理由

競争戦略論

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

あなたは、なにか1つ誰にも負けない強みを持っていますか?

ちなみにぼくの強みは「声が大きい」ことです。

どういうことだよってツッコまれそうですが、本当です。

これを一番最初に教えてくれたのは高校のサッカー部の監督でした。

まさかとは思いますが、声の大きさで2年生の頃に3年生のサッカーの大会に出場していました(ちなみに当時の監督はある県では優秀な方でした)。

声が大きくよく通る声だったのですが、この強みがサッカーでどう活きたかというと遠くの選手に鮮明に支持が出せるということです。

そのためゴールキーパーの前であるセンターバックというポジションでした。

他の100人近くいる部員はぼくよりも声が小さかったので、ぼくが声の大きさで1番でした。

このように人とは違った自分にしかない強みというのは活かし方を考えればとてもよく活きてくるのです。

今回ご紹介する本は「人とは差別化を図って集中することがとても大切なんだ」と教えてくれる本です。

それではマイケル・ポーターの名著、『競争戦略論Ⅰ・Ⅱ』をご紹介していきたい思います。

こんな人にオススメ

  • 企業の戦略を知りたい人
  • 戦うための術を知りたい人
  • 勝ちたいという思いがある人

『競争戦略論Ⅰ・Ⅱ』はどんな本?

著書 / 著者 など

  • 著書:競争戦略論Ⅰ・Ⅱ
  • 著者:マイケル・E・ポーター(訳:竹内 弘高)
  • 発行日:1999年 6月 3日 第1刷発行(競争戦略論Ⅰ)
  • 発行日:1999年 8月 5日 第1刷発行(競争戦略論Ⅱ)

(ぼくが読んでいた本から新しくないっています)

created by Rinker
¥2,750 (2024/11/04 19:58:45時点 楽天市場調べ-詳細)

created by Rinker
¥2,750 (2024/11/04 19:58:45時点 楽天市場調べ-詳細)

必読すべき3つの理由

競争戦略論
図1. 競争戦略論

“勝ちたい”と思う人であれば読むべし

何かに勝ちたいと思っている人であれば、ここには勝つために重要な方法が書かれています。

基本的には「企業が競合他社に対してどう勝つのか」といったことが書かれています。

その中でもぼくはとくに「第2章 戦略とは何か」がとても勉強になりました。

 

この章を簡単にまとめると、ぼくたちの生活に例えると人や企業との競争に負けないため、さらに勝っていくために「自分の強みを見つけ、それを磨き上げる」といった内容です。

 

人に負けないためにはまず、何か1つでもいいので競争で優位に立てる自分の強みを見つけなければいけません。

ぼくでいえば声の大きさの他に(自分で言うのは恥ずかしいですが)読書量は人には負けない強みであると考えています。

 

例えば「必ず5時に起きている」といった早起きもあなたの強みです。

数学は負けない、デザインには自信がある、5ヶ国語話せる、包丁さばきはお手の物だ、などなどいろんな小さな強みがあります。

これを1つを育てるのです。

なんでもいい、人には負けない強みを磨き上げるのです。

ポーターの真骨頂「3つの戦略」が学べる

強みを見つけてさらに人や企業と競争で戦えるために磨き上げるには、ポーターが提唱した3つの戦略が大切になってきます。

3つの戦略とは、

  • 差別化
  • 集中
  • コストリーダーシップ

です。

これらは企業の競争戦略においてとても有名な戦略です。

これらぼくらの生活に落とし込んでいくと、差別化とは人とは違ったことをして、さらにその行動に集中します。

コストがかかっているのであればそれを低コストに抑え込むことで、さらに効率よく力が身についてきます。

このブログで言えば3つの戦略に当てはめると

  • 差別化:日本銀行のことをわかりやすく
  • 集 中:日本銀行のアクションに特化
  • コスト:ブログのサーバー代

と考えています。

日本銀行のことは正直わかりにくいことが多いので誰もやりたがりません。

なので、そこに目をつけてまずは日本銀行のことを絵や図を使ってわかりやすく解説することに集中しました。

お金がかかっているかというと、現状はブログのサーバー代のみです。

日本銀行の役割
「銀行の銀行」である日本銀行の役割とは?10の項目をわかりやすく解説 どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。 あなたは日本の中央銀行が日本銀行であることを知っていましたか? 中央銀行は「銀...

今は少し幅を利かせて「普段の生活に経済と金融を」というテーマで、経済と金融を絵や図を用いて解説していますが、最初の根本は上記した3つの戦略に則っていました。

最も重要なことが「何をしないか」がわかる

ポーターはこのように指摘します。

戦略においては、何をするのかという選択と同じくらい、何をしないかという選択が重要になってくる。

出典:競争戦略論Ⅰ(1999年)

「何をするのか」を選ぶことは簡単です。

しかしながら、選びすぎてしまうと戦略がブレブレになってしまいます。

人も企業もどの組織であっても「あれもこれも」というように、なんでもかんでもできないのです。

だからこそそれを避けるために「何をしないのか」という選択が重要になってきます。

 

これはとても難しいです。

どうしてもやってみようと思ってしまいます。

だからこそ、やらないことを選択することが重要になってきます。

個人的には「普段の生活に経済と金融を」というテーマに絞って絵や図を用いてわかりやすく伝えていきたいと考えています。

まとめ

今回は「人とは差別化を図って集中することがとても大切なんだ」と教えてくれたマイケル・ポーターの名著『競争戦略論Ⅰ・Ⅱ』をご紹介しました。

created by Rinker
¥2,750 (2024/11/04 19:58:45時点 楽天市場調べ-詳細)

created by Rinker
¥2,750 (2024/11/04 19:58:45時点 楽天市場調べ-詳細)

本書をオススメする3つの理由は以下のとおりです。

この本をオススメする3つの理由

  1. “勝ちたい”と思う人であれば読むべし
  2. ポーターの真骨頂「3つの戦略」が学べる
  3. 最も重要なことが「何をしないか」がわかる

自分にしかない強みは何でもいいのです。

それを磨き上げて、人と競争できる武器にしていきましょう。

あおりんご


参考文献

・マイケル・E・ポーター(1999)『競争戦略論Ⅰ・Ⅱ』ダイヤモンド社.