4-1. 経営の本

【経営、必読】『ブルーオーシャン戦略』をオススメする3つの理由

ブルーオーシャン戦略

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

あなたは数え切れないほど販売されている中から経営書を選ぶことはできますか?

書店に行けば「わかりやすい経営書!」みたいな感じで並べられていますが、正直どれを選べばいいかわかりませんよね。

どの経営書を読めばいいか迷っているあなたに、ぼくはこの『ブルーオーシャン戦略』をオススメします。

この本はビジネス書では新しい考え方を与えてくれるめちゃくちゃいい本です。

そこで今回はブルーオーシャン戦略 』『ブルー・オーシャン・シフトについてご紹介したいと思います。

こんな人にオススメ

  • 経営、ビジネス、投資を勉強したい人
  • 「ブルーオーシャン戦略とは」を知りたい人
  • 経営の新しいモノの見方を発見したい人

『ブルーオーシャン戦略』『ブルーオーシャンシフト』はどんな本?

著書 / 著者 など

  • 著書:【新版】ブルーオーシャン戦略
  • 著者:W・チャン・キム / レネ・モボルニュ(監修:入山 章栄、訳:有賀 裕子)
  • 発行日:2015年 9月 3日 第1刷発行

  • 著書:ブルー・オーシャン・シフト
  • 著者:W・チャン・キム / レネ・モボルニュ(訳:有賀 裕子)
  • 発行日:2018年 4月 18日 第1刷発行

本のストーリー

ブルーオーシャン とは、今まで血に染まった他社との競合(レッドオーシャン)から新しい市場を自分で作り出し、そこに飛び込む(ブルーオーシャン)ことをいいます。

どうしても他社と競合になり、それが激しくなります。

ブルーオーシャン戦略は新しい市場の作り方を教えてくれます。

必読すべき3つの理由

ブルーオーシャン戦略
図1. ブルーオーシャン戦略/ブルー・オーシャン・シフト

自分が居心地のいい新しい環境を創り出す方法を教えてくれる

ブルーオーシャン戦略は「新しい市場を形づくる企業」を目指します。

つまり、人がほしいと思う新しいニーズの掘削です。

 

時代が大きく変わっていくなかで、今まで血まみれの競争市場から出ていくことで他の強豪と線引きし、自分の住む環境を自ら創造することで顧客の新たなニーズに応えていくための考え方がこの本には書かれています。

 

この本は1番最初にシルク・ドゥ・ソレイユのお話から入りますが、世界的に有名なサーカス団も実はブルーオーシャンのひとつでした。

つまり、今までにあったサーカス集団から必要のないものは断捨離し、新しい価値を生み出すために「ストーリー性」を加えることによって、新しい市場を作り出し、人を魅了したのがシルク・ドゥ・ソレイユでした。

 

このように、自分が居心地のいい新しい環境を創り出す方法を教えてくれます。

日本の画期的なブルーオーシャンの例からも学べる

ぼくたちミレニアル世代からみれば当たり前のものですが、当時はかなり画期的な商品だった日本の2つの例をご紹介します。

 

1つはセブン銀行です。

ぼくも今では1番多く利用する銀行となっているのですが、セブン銀行は今はいたるところにありますよね。

日本で約2万店舗あるセブンイレブンにいけばまず間違いなくあります。

テクノロジーのちからを使って銀行の「人との対面式」を断捨離し、人々の「利便性」を特に重視しました。

その結果、24時間お金を引き出したり、預けたりすることが可能になり、利用者もかなり増えました。

 

このように、今までの古い考え方から脱出することで誰もいないブルーオーシャンへと飛び込むことができるのです。

 

2つ目はヒートテックです。

あなたもヒートテックは手放せないものですよね。

もちろんぼくもそのひとりです。

 

インナー特有の「ダサいイメージ」から「シンプル性」「機能性」を加えることによって、新しい市場を作りました。

今ではユニクロの定番商品となっています。

 

ヒートテックもセブン銀行と同様に、まず「捨てる、引く」ことからはじめて、そこから足し、掛け合わせることで、新しい市場を創造することができるということです。

“たす”、“ひく”、“ふやす”、“へらす”の観点を知る

さて、先程も少しご紹介しましたが、この本ではブルーオーシャンに飛び込むためには 4つのアクション が登場します。

ブルーオーシャンのための4つのアクション

  1. たす:今後何を付け加えるべきか
  2. ひく:必要のないものは何か
  3. ふやす:大胆に増やすべきものは何か
  4. へらす:思い切り減らすものは何か

これらがブルーオーシャンへと近づくために、今までの市場と線引きし、新しい市場を作るためのアクションと伝えています。

個人的にはとくに【ひく】、【へらす】 のポイントが日本人には必要だと考えています。

よくあるのは会社の規則です。

あなたは会社のルールや規則を作りすぎていませんか?

人間はそこまで何でもかんでも守れない生き物です。

さらに、あれもこれも足されていくと、思考停止して行動しなくなります

そこで、まず今後時代が変わる中で行動していくために不要なものは何か、減らせるものは何かを妥協なく考えます

徹底的にシンプルにした上で、そこから新しい市場に必要なもの、人が求めるものを足し合わせ、掛け算していきます。

もう新しい時代がやってくる足音が聞こえます。

泥沼に浸かった状態では身動きは取れませんよ。

まとめ

今回は『ブルーオーシャン戦略』と『ブルーオーシャンシフト』の2つについてご紹介しました。

必読すべき3つの理由

  1. 自分が居心地のいい新しい環境を創り出す方法を教えてくれる
  2. 日本の画期的なブルーオーシャンの例からも学べる
  3. “たす”、“ひく”、“ふやす”、“へらす”の観点を知る

とくに日本人にはルールや規則でがんじがらめになってしまうので、こういった考え方を持つことはとても大切だと思います。

あおりんご

参考文献

  • W・チャン・キム / レネ・モボルニュ(2015)『【新版】ブルーオーシャン戦略』ダイヤモンド社.

  • W・チャン・キム / レネ・モボルニュ(2018)『ブルー・オーシャン・シフト』ダイヤモンド社.