どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。
きっとあなたは「20代必読」に目が止まったのではないでしょうか。
そうでない方もいらっしゃるかと思いますが、何歳であれまずはじめにあなたに質問したいことがあります。
あなたはお金についてどんな考え方を持っていますか?
「お金は汚いもの」と考えていますか?
それとも「お金がなければ幸せになれない」という考えでしょうか?
この質問に対する答えはどちらも正解です。
なぜなら、お金の価値観に良いも悪いもないからで、その人次第です。
お金を使う人間が汚いだけであって、お金はあって損はないものです。
またお金がたくさんあっても不幸な人もたくさんいます。
つまりお金を活かすも殺すもその人の考え方、生き方に通ずるということです。
ぼくの考え方はお金はたくさんあって損はないものだと考えています。
財はそれを成す人の才能の結果とも言えますし、ひとつの努力の尺度とも言えます。
ただ、お金は根本的な原則を知っていなければ人を破滅させかねない力も持っています。
例えば宝くじを当たった人が破滅の人生を歩んでいくようなものです。
お金を扱うならお金の原則を知っておく必要があります。
そこで今回は有名な邱永漢さんの『お金の原則』をご紹介したいと思います。
- お金について興味がある人
- お金の原則を知りたい人
- 将来、財を成したい人
『お金の原則』はどんな本?
著書 / 著者 など
- 著書:お金の原則
- 著者:邱 永漢
- 発行日:2016年 1月 10日 第1刷発行
本のストーリー
邱永漢さんは当時日本統治下だった台湾に生まれ実業家としても活躍し、生涯で460冊も本を出版された方で主に注力していた生き方は「自分の人生をいかに自力で切り開いていくか」の提案でした。
そんな邱永漢さんがお金について考えをまとめた本となっています。
あなたはきっと「お金はほしいけど、それは口に出してはいけないこと」だと心の奥底で考えているはずです。
それはそれで良いと思います。
わざわざ口に出すことでもありません。
ただ、口に出さなくてもお金の知識は蓄えておけばなにかと人生が有利になります。
邱永漢さんは簡単にお金の原則を教えてくれます。
必読すべき3つの理由
お金の原則がわかるから
ここまで読み進めたあなたは「お金がどうしても貯まらない」と考えていませんか?
それはお金のことを知らないからではないでしょうか。
お金には原則があります。
ではお金を貯めるためにはどうしたらいいのでしょうか?
何も難しいことではありません。
それはいたって単純で、お金を使わないことです。
収入以上にお金を使わなければ、必然とお金は貯まっていくものです。
これはお金を貯める、財を成すための第一歩で、誰にでもできることです。
このようにお金の原則を簡単に学ぶことができます。
お金を増やすことを指摘してくれる
しかしながらお金は貯金するだけでは増えません。
反対に、貯めたお金が減ることもあるのは知っていましたか?
現金は実はインフレにものすごく弱いのです。
銀行に現金で預けておくことは、現金に投資しているという意味と同じです。
<関連>【現金を疑え】あなたも必ずやっている現金という資産への投資をお金の知識から解説
インフレに打ち勝つには、現金以外の資産に投資するしかありません。
例えば株式投資です。
投資のことについては以前にご紹介した本多静六も同じことを指摘しています。
<関連>【20代なら読んでおきたい】本多静六が教える将来のための貯金と投資
投資して複利効果を活かすことでお金を増やすということです。
お金と向き合った生き方を教えてくれる
ぼくは冒頭で「ぼくの考え方はお金はたくさんあって損はないものだと考えています。」と言いました。
ただ一方でお金がすべてではないというウラの意味も持ち合わせています。
この本の中では「男の顔は履歴書」という文章が含まれています。
つまり、その人の生き方や考え方が年齢を重ねるごとに顔に表れてくるといいます。
人生はお金がすべてではないと教えてくれる一冊となっています。
まとめ
お金を扱うならお金の原則を知っておく必要がありますので、今回は有名な邱永漢さんの『お金の原則』をご紹介しました。
本書をオススメする3つの理由は以下のとおりです。
- お金の原則がわかるから
- お金を増やすことを指摘してくれる
- お金と向き合った生き方を教えてくれる
ぼくは日本の戦前戦後に生まれた人の生き方は、今の日本人が学ぶべき点が多いと感じてます。
それはイケイケドンドンの帝国主義を呼び起こすものではなく、沖縄で敗戦し、東京は大空襲に会い、広島と長崎に原爆を落とされて希望も未来もない焼けた地になった日本で生まれた先人たちが、どんな思いで今の日本という国を作り上げたのかを学ぶべきだと考えています。
そこの根底にあるのは邱永漢さんの「自分の人生をいかに自力で切り開いていくか」という点ではないでしょうか。
参考文献
・邱永漢(2016)『お金の原則』ゴマブックス株式会社.