どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。
ぼくが投資をはじめて数年経ちますが、初期の頃に投資のことを知るためによく読んだ本がいくつかあります。
その中でも今回ご紹介する『バフェットの財務諸表を読む力』という本は、財務諸表からみてどういった企業がいい企業として見てもいいのか、初心者の方でもわかりやすく解説してくれています。
この本はぼくが投資をはじめてから付箋を貼って、マーカーを引き、なんども読み返した想い出深い本です。
- 投資をはじめたばかりな人
- 5年や10年といった長いスパンで投資したいと考えている人
- 数字を基にした投資をしたいと考えている人
『バフェットの財務諸表を読む力』とはどんな本?
著書 / 著者 など
- 著書:バフェットの財務諸表を読む力
- 著者:メアリー・バフェット / デビット・クラーク
- 発行日:2009年 3月 31日 第1刷発行
本のストーリー
ウォーレン・バフェットは言わずと知れた世界一の投資家です。
そんな彼はこの本の中で、
と彼がいっています。
それは財務諸表の動き、つまり企業の会計の動きは会社の動きなのです。
したがって会社がどういった動きをしようとしているのかを知らないと、何が起こっているのかよくわからないと思います。
この本はその会計の動きをもとにして投資するための基礎なる内容が書かれています。
そもそも財務諸表がわからない!という方には以下の記事を参考にしてください。
必読すべき3つの理由
何よりも長期投資を目指す初心者向け
この本は、会計のことを投資に活かす方法がわからない方にオススメの本です。
これに加えて、1年以上の長期をスタンスとした投資家を目指す方向けです。
長期投資は企業の変化や成長を基にして資金を投じることを判断するからです。
しかしながら企業はあなたが会社に勤めていてもわかるように、会社はすぐには大きく変わらないから、どうしても長い目線となります。
ぼくも投資をはじめた最初は、会社の動きが財務諸表に現れていることを知らず、どういった企業に投資すればいいのか全くわからないまま株を買っていました。
しかしこの本を読んだあとに、世界一の投資家が投資する企業がどんな企業なのかを知り、投資の世界がとても開けたことを今でも覚えています。
数字からの競争優位性を学べる
これを読んだのは5年ほど前なんですが今でも覚えているのは、この本から損益計算書上の粗利率(売上総利益率)が高ければ企業が持つ競争優位性が高いことを学んだことです。
この本は財務諸表をベースに企業の強みを洗い出す方法を簡単に書いています。
逆に言えば、数字を基にした長期投資では避けるべき企業のポイントが書かれています。
キャッシュが出てくる優良企業を保有する
キャッシュ(現金)を生みやすい企業はとても重要です。
なぜキャッシュが大切だからかというと、キャッシュは企業が将来に成長するためのエネルギー源となるからだからです。
どれだけいいビジネスを持っていても、まず企業が生き残れなければ意味がありません。
「勘定合って銭足らず」というように、黒字なのに入ってくるキャッシュのタイミングがおそすぎてその前に支払わなければいけない固定費が払えなくて破綻してしまうこともあります。
なのでキャッシュをより多く生み出せる企業はとても強いのです。
この本には、投資する上で企業が生み出すキャッシュの注目するべき財務諸表のポイントも書かれています。
あなたの投資先の財務諸表をもう一度確認し、キャッシュが生みやすい企業かどうか確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は『バフェットの財務諸表を読む力』という本をご紹介しました。
財務諸表からみてどういった企業がいい企業として見てもいいのか、初心者の方でもわかりやすく解説してくれている本です。
- 投資をはじめたばかりな人
- 5年や10年といった長いスパンで投資したいと考えている人
- 数字を基にした投資をしたいと考えている人
とても参考になりますので、ぜひとも読んでみてください。
あおりんご
参考文献
- メアリー・バフェット / デビット・クラーク(2009)『バフェットの財務諸表を読む力』徳間書店.