4-1. 経営の本

【ゴール近づく】戦略を描いた『ストーリーとしての競争戦略』をオススメする3つの理由

ストーリーとしての戦略

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

 

あなたは将来へのストーリーを描いて、戦略をもって生きていますか?

ほとんどの人がそんなことを考えずに生きているのではないでしょうか。

しかし、経営者であればそんなわけにはいきません。

しっかりと将来へのビジョンを持ち、企業とそこに所属する社員を守るために利益を上げていかなければいけません。

そのためには将来にどうしたいのか、戦略が必要です。

今回はその将来へのイメージにどうやって近づくことができるのかを描くための『ストーリーとしての競争戦略』をご紹介したいと思います。

こんな人にオススメ

  • 20代の社会に出ている人
  • 営業や経営戦略をやってる人
  • 投資家で戦略を持てていない人

『ストーリーとしての競争戦略』とはどんな本?

著書 / 著者 など

  • 著書:ストーリーとしての競争戦略
  • 著者:楠木 建
  • 発行日:2010年5月6日 第1刷発行

本のストーリー

企業がどうなっていくのか、そのストーリーを意識しながら企業全体のひとつひとつの一手をお互いに共鳴させることで、長期的な利益が実現されます。

投資家の中でも有名な本で、まだ投資をしていない人、例えば営業の方や経営戦略を考えておられるお仕事の方には重宝する1冊です。

必読すべき3つの理由

ストーリーを考えるとシンプルになることがわかる

長い目線で考えたときにどうなっていたいのかを考えると、自ずと今やるべきことがシンプルになっていきます。

例えばTOEICで800点をとりたいと思ったとき、やるべきことを整理してシンプルすることで頭の中も整理できます。

脳で考えることがシンプルになれば、あとは淡々と行動していくだけです。

そうやってやるべきことをやっていくことが一番の近道となります。

 

企業にも同じことが言えます。

高利益率を“長い期間”にわたって達成させるためには『ブルーオーシャン戦略』でもお伝えしたように何が不要で、何を残さないといけないのかをストーリーに沿って考えなければいけません。

<関連>【経営、必読】『ブルーオーシャン戦略』をオススメする3つの理由

そのためには企業がどうなりたいのかというゴールのもの、どうすればそのゴールにたどり着けるのか戦略を考えて、そこまでのストーリー描くことで近づけます。

投資家として、企業が将来どのような姿になっているかストーリーをイメージすることで、企業が何をしたいのかシンプルに考えることができます。

どんな企業が長期的に利益を出すのか、事例でわかる

ここで紹介されている企業は、どの企業も長い期間にわたって利益を出し続けています。

本書では、マブチモーターやアマゾン、サウスウエスト航空などを例題にして説明しています。

そしてこれらの企業は各業界で生き残っています。

ビジョナリーカンパニー』でもご紹介したように長く生き残るためにはどんな企業を知ることは投資をする上でとても大切です。

<関連>【永続的企業はコレ!】『ビジョナリーカンパニー』をオススメする3つの理由

<関連>【必読】ビジョナリーカンパニー4をオススメする3つの理由

ここで重要なことは「なぜこれらの企業が生き残っているのか、しかも長い期間に渡って利益を出し続けているのか」を考えることです。

この本ではどんな企業がどのようにして長期的に利益を出しているのか、とくにその日本企業のことが学べます。

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投資家としても長期的な見通しが持てる

投資をすでにやっている人は最終的に投資家として利益を出していかなければいけません。

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しかしながら、投資家としても目先の利益に囚われすぎてはバタバタして焦ってしまい、損失を重ねてしまいます。

チャーリー・マンガーも『完全なる投資家の頭の中』でも伝えているように、投資で成功するためには感情をコントロールしなければいけません。

<関連>【チャーリー・マンガー】『 完全なる投資家の頭の中』をオススメする3つの理由

バタバタしないため、感情をコントロールして投資をするため、投資家として生き残るため、しっかりと企業価値を見極めた上でそれが価格よりも安いときに買って “長い期間” を見据えて投資を考えていく方が良いとされています。

 

そのために将来のストーリーを見据えた上でどう投資をしていくのか、とても考えさせられます。

まとめ

今回はその将来へのイメージにどうやって近づくことができるのかを描くための『ストーリーとしての競争戦略』をご紹介しました。

この記事のポイント3つ

  • ストーリーを考えるとシンプルになることがわかる
  • どんな企業が長期的に利益を出すのか、事例でわかる
  • 投資家としても長期的な見通しが持てる

企業が利益を長い期間出し続けることは本当に大変なことです。

これは投資家にも言えることがいえます。

この本は「長い期間にわたって利益を出し続ける企業がどんなストーリーを持っているのか」を教えてくれます。

ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。

あおりんご

参考文献

  • 楠木建(2010)『ストーリーとしての競争戦略』東洋経済新報社.