3-2. 投資(資産運用)

【最新版】データで見る日本株式の部門別売買金額状況の年間推移

2009-2019_投資部門別株式売買金額

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

 

さて、【データで見る】外国人投資家の日本株式資産額と株式保有比率の推移では「日本株式市場は外国人の影響力が強い!!!」が本当にそうなのかを確かめるために日本の株式市場における外国人投資家の保有金額とその推移をご紹介しました。

投資部門別株式保有金額の推移
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これらのデータから外国人投資家の保有比率は約30%ほどと、思っていた以上に少なかったことがわかりました。

 

したがいまして、保有金額は日本人の方が多いことがわかり、外国人の影響力を確かめるには少し弱いデータとなりました

 

そこで次は、日本株式市場における外国人の「なに」の影響力が強いのかを調べる必要が出てきました。

 

ぼくが調べた結論から言うと、日本株式市場における外国人の影響力は日本人と比べて保有金額ではなく年間の売買金額に差が出ていることがわかりました。

 

さらに、外国人の年間の売買金額は日本株式市場全体の75%であり、これが日本株式市場における外国人の影響力の原因でありました。

 

そこで今回は、日本株式市場の各セグメントの売買金額の推移をご紹介しようと思います。

日本株式市場の年間売買金額の推移

まずは、2009年〜2018年までの日本株式市場における年間の外国人及び各々の売買金額の推移を見ていきましょう。

2009-2019_投資部門別株式売買金額
図1. 年間の投資部門別株式売買動向状況の推移(2009年〜2019年)
出典:日本取引所グループ

図1. が東証一部における投資部門別の年間の株式売買金額の推移となります。

そもそも投資部門別の売買金額とは、

年間の投資部門別株式売買動向とは

日本取引所グループが毎年発表する個人や法人、外国人(海外)投資家など、それぞれの部門を分けて「売り」と「買い」の両方の合計を表した金額のこと

と、なっております。

そしてこれらをグラフ化しました。

 

最初の結論でお伝えしたように、このデータから日本の株式市場における外国人の影響力は年間の売買金額にあることがはっきりと見てとれます。

 

2019年の年間売買金額を下に示します。

  • 外国人投資家:720兆円(約73%)
  • 日本個人  :166兆円(約17%)
  • 法人    :  88兆円(約  9%)
  • 証券会社  :    7兆円(約0.7%)

※合計金額:981兆円

 

ちなみに2018年の年間売買金額は以下のとおりです。

  • 外国人投資家:900兆円(約75%)
  • 日本個人  :207兆円(約17%)
  • 法人    :  90兆円(約  7%)
  • 証券会社  :    7兆円(約0.6%)

※合計金額:1,204兆円

 

データより、2019年では外国人は日本の個人よりも約4.3倍ほど年間で売買していることになり、それは全体の売買金額のシェアが約75%にのぼります。

これらのことから保有金額以上に年間の売買金額が外国人が圧倒的に高いことがわかりました。

 

したがいまして外国人の売買が東証一部に属する企業の株価の波を形成している原因のひとつとなっていることがわかりました。

アベノミクスにより外国人の影響力が強くなった

この売買金額のデータからわかることは外国人の影響力が強いこともさることながら、さらにアベノミクスにより日本株式市場における外国人の影響力が強くなってしまったことがあげられます。

 

2012年のアベノミクス相場がはじまったころから2018年までの期間で、 外国人の売買金額が約3倍にまで膨れ上がったことがわかります。

日本人は、アベノミクス以降の2013年に増えていますが、その後は落ち着いて毎年約200兆円の推移となっています。

 

一方で、2019年の全体的な売買金額は下落傾向にあります。

 

日本株式市場における外国人の日本株式の保有金額では、アジア通貨危機やリーマンショック前の株価が安くなったころから大きくなりはじめ、アベノミクス以降に逆転しました。

 

これらの結果からアベノミクス以降に外国人における売買金額の影響力が強くなったことがわかりました

でもやっぱり日本人が影響力をほしい、、

なぜ日本人が株式市場において影響力が弱く、外国人が強い影響力を与える結果となってしまったのか考えてみたところ、少なくとも

  1. はたらくことが美学(または、はたらきすぎで他に時間が取れない)
  2. 貯蓄好き
  3. 金融リテラシーが伴っていない

の3つが思い浮かびました。

 

つまり、「はたらくことがすべて」という考え方が絶対で、はたらくこと以外でお金を殖やすことに目が行きにくく、株式投資などリスクを犯すとった無茶なことをするのであればお金の減らない貯金でもしておこう、という結果になり、金融リテラシーも育たず、日本株式市場における日本人の影響力が弱くなってしまう

 

といったスキームでしょうか。

 

また、政府が2019年10月1日に増税した結果、より国民に負担がのるようになり節約して投資資金を賄うことも難しくなりました。

増税する必要はなかった解説に関しては以下で説明しております。

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なかなか日本個人では投資がやりにくい状況になっていますので、日本人で株価を形成することは当分の間難しそうです。

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現在は外国人が多く日本に入ってきていますので、次に外国人が出ていったときに日本人だけで株価をコントロールできるくらい(保有金額も含めて)売買金額を伴わせたいですね。

まとめ

さて今回は「日本株式市場における外国人の売買金額の推移」をご紹介しました。

 

結果的に外国人は年間に900兆円も売買をしており、この売買金額が日本株式市場での約75%であることがわかりました。

だから外国人が日本株式市場での強い影響力を発揮していたんですね。

 

一方で日本人の影響力は弱いこともわかりました。

日本株式市場である以上、日本人で影響力を持ちたいところです。

 

またぼくも20代から投資をはじめているのですが、貯蓄については上記したように「なかなか投資をスタートさせられない!」という方にはコチラの記事がオススメですので、合わせてご覧ください!

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