1-1. 日本の経済

【リチウムイオン電池で世界を変えた!?】ノーベル化学賞を受賞した吉野彰 博士とは!?

ノーベル化学賞受賞 吉野博士

投稿日:2019/10/10

更新日:2019/10/10

 

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

 

昨日10/9(火)にスウェーデンでノーベル化学賞が発表され、リチウムイオン電池の開発をされた 吉野彰 博士が受賞 されました!!!

 

おめでとうございます!!!

 

日本人がノーベル化学賞受賞と聞いて、鳥肌が立ってテレビの前で飛び跳ねて驚きました。

大学時代に化学を専攻していたので(自分は全くの無関係ですが)自分のことのようにうれしかったです!

 

そこで今回は

  • 吉野博士がどんなことを成し遂げた方なのか
  • ぼくがこの受賞を聞いて個人的に伝えたいこと

を素直に書きたいと思います。

 

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吉野彰(よしの あきら) 博士は何をした人?

吉野博士はノーベル化学賞を受賞されましたが、ざっくりと大きく言うと、

 

今の世の中を創った人

 

です。

大きくいいましたが、あながち間違いではないかもしれません。

 

ぼくたちの生きる現代では、ノートパソコンをはじめ、スマホ、イヤホン、車にまで、充電可能な電池を備えるようにまでなりました。

 

それらに搭載され、欠かすことのできない存在になった リチウムイオン電池 なのですが、このリチウムイオン電池をはじめて開発されたのが 吉野彰 博士 でした。

 

ぼくたちも今ではどこかで必ず恩恵を受けています。

なので「今の世の中を創った人」といっても過言ではないのでは、と考えています。

 

吉野彰 博士とリチウムイオン電池

経歴と現在

これから吉野博士についてご紹介させていただくのですが、まずはじめに。

何も存じ上げないぼくが吉野博士の経歴をご紹介するのはおこがましく失礼ではございますが、何卒ご了承くださいませ。

 

さて、吉野博士についてですが、京都大学工学部 博士課程終了後に旭化成工業() (現 旭化成)に入社され、研究開発に取り組まれました。

 

現在は、旭化成(株)の名誉フェローとしてご活躍されています。

 

二次電池の開発と実用化

吉野博士が旭化成に入社当初 の1970年後半頃は、当時まだ使い捨ての マンガン乾電池 などが主流でした。

 

しかしながら1980年へと時代が進むにつれてノート型パソコンや携帯電話などのポータブル電子機器などの普及にあたり、小型化、軽量化、パワーなどのさまざまな面でどうしても マンガン乾電池では役不足 でした。

 

この頃から使い捨てのマンガン乾電池ではなく 充電可能な電池(いわゆる二次電池) のニーズが求められはじめました。

 

そこで1980年前半に吉野博士がその二次電池を考案し、1986年には実用的な試作品が完成しました。

 

リチウムイオン電池、誕生

その二次電池の開発で出来上がったのがぼくたちの馴染みも深い リチウムイオン電池 です。

この二次電池は(詳細なテクニカルな部分に関しては省略しますが)名の通り リチウム (Li) が使われています。

 

みなさんもご存知のとおり【水(H) 兵(He) リー(Li) べー(Be)】の、リー(Li) の部分です。

 

もちろんこの開発はスムーズには行かず、紆余曲折はあったようです。

 

このリチウムイオン電池の誕生により、マンガン乾電池などでは実現ができなかった充電はもちろんのこと、

  • 小型化
  • 軽量化
  • パワーアップ

の全てに成功できました。

 

吉野博士の研究によってリチウムイオン電池は急速に発展を遂げ、今では電気がないところでも電気製品をつかうことができるようになりました。

個人的に伝えたいこと

今回、吉野博士がノーベル化学賞を受賞され、世界中の人々に多大なる貢献をされました。

ここから少しお話のテイストは変わりますが、

この受賞を見てぼくが素直に感じたことは

 

やっぱり 科学は偉大 だ。

 

ということです。

普段はなかなかこういうことを思う人は少ないですよね。

 

というのも、現在よく話題になる「原子力」も「プラスチック」も「遺伝子操作」も、たしかに問題は山積みのようにみえます。

 

問題は問題で間違いないのですが、ナイフは人に利益を与えることも傷つけることもできるように、要はなんでも「人の使い方次第」なんですよね。

 

それら 偉大な科学 の進歩があった結果、科学がぼくたちの暮らしによりよい恩恵を与えてくれていることも紛れもない事実 です。

 

吉野博士のようにノーベル賞の受賞者は今まで日本人は多く受賞しており「日本は科学大国だ」と言われていましたが、それも過去のことです。

 

世の中は資本主義社会、つまり人が人と競い合い、また貢献することにより、利益を得る社会であります。

 

その事実はわかっていますが「人への投資なしに未来なし」ではないでしょうか。

目先の利益に囚われるだけではなく超長期的な日本の発展のために、教育や研究開発へ資金が投じられ、成長が活発になるような環境であってほしい といち当事者であった身から願います。

 

まとめ

今回は簡単に吉野彰 博士についてのご経歴と貢献をご紹介させていただきました。

 

最後に改めて、

吉野博士、ノーベル化学賞受賞おめでとうございます!!!

 

これからも日本の科学が世界をリードする存在でありたいですね!!!

 

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参考文献