どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。
あなたは住宅ローンの金利の決まり方を知っていますか?
住宅ローンには実は変動金利と固定金利の2つがあります。
今回は住宅ローンに影響する変動金利と固定金利について解説します。
- 金利とはお金を借りたときに支払う貸借料
- 住宅ローンは変動金利と固定金利の2つがある
- 変動金利は短プラレートが、固定金利は10年物国債レートが影響
固定と変動どう決まる?住宅ローンの金利をわかりやすく解説
そもそも金利とは
そもそも金利とはいったいなんのことなのでしょうか。
金利とは以下のとおりです。
お金を借りたときに支払う貸借料のこと
具体例で考えてみましょう。
例えばマンガを借りたとき(別にマンガでなくてもよいのですが)に「ありがとうございます」の気持ちを込めてお菓子を添えてマンガを返したとします。
このお返しのお菓子がお金で言う貸借料となります。
詳しくはこちらから。
住宅ローンを借りて家を買う!
家を買いたいとき、家は高額すぎてどうしても手がでない。。
そんなときは銀行に住宅ローンを組んで家を買おうとしますよね。
住宅ローンは、まとまったお金がないときに毎月の支払いで利息をつけて少額ずつ銀行に借りたお金を返していく仕組みです。
銀行から住宅ローンを組んでもらう場合、基本的に2つの金利を選択させられます。
- 変動金利
- 固定金利
この2つの金利はどう違うのでしょうか。
■国家破綻はウソ?健全運営する日本政府の財務諸表を最新データで分析
■厚生年金の行き着く先はココ!GPIFの貸借対照表とは?わかりやすく解説
■え、こんなに!?あなたが払ってる厚生年金保険料率と推移をわかりやすく解説
変動金利と固定金利の違い
変動金利と固定金利の違い
変動金利と固定金利は何が違うのでしょうか。
わかりやすく見ていきましょう。
変動金利
変動金利は金利がよく変動します。
その理由は金融機関が決定する金利の基準となる指標が影響します。
その金利の基準は短期プライムレートです。
短期プライムレートとは、金融機関が財務状況などが優秀な企業に貸し出す際の最優遇貸出金利のうち、貸出期間が1年以内の金利。
またこのような短期金利に影響を与える「無担保コールレート(オーバーナイト物)」は、金融機関の間で担保なしで資金を借りて翌日に返済をする即日取引です。
さて、住宅ローンを借りるときに変動金利は、固定金利に比べて安いです。
その理由は変動金利の基準となる短期プライムレートが上昇すれば、金融機関は毎月の返済額に占める元本の割合で調整できるため、金融機関が金利上昇リスクをすぐ価格(つまり住宅ローンの毎月支払い)に組み込む(転嫁)ことができるからです。
固定金利
つづいては固定金利。
固定金利はその名の通り、金利が固定されています。
ある一定期間は金融機関側の調整が金利に組み込まれず変動しません。
リスクを価格に転嫁する調整できた変動金利は安いですが、一方でそれが金融機関側では一定期間調整ができないため、その固定金利の基準金利が変動した場合のリスクを加味して住宅ローン価格を決定します。そのため固定金利は変動金利よりも高くなります。
固定金利の基準となる金利は新発10年物国債の利回りです。
国債は日本政府が発行し、それが市場で売買されていますが、その利回りです。
政府が発行した国債は金融緩和をするため市場をとおして日本銀行が一番買っています。
■【2022年度最新版】日本銀行、決算発表!日本のETF買い増し続けて分配金1兆円越えの勝ち組な財務諸表を分析
■【嘘より悲劇】失われた30年の本質をゆとり世代がデータで調査
■8年間のアベノミクス終了!!安倍政権による大胆な金融政策を振り返る
まとめ
今回は住宅ローンに影響する変動金利と固定金利について解説しました。
- 金利とはお金を借りたときに支払う貸借料
- 住宅ローンは変動金利と固定金利の2つがある
- 変動金利は短プラレートが、固定金利は10年物国債レートが影響
あおりんご