どうもです。
2024年3月28日に、日本の令和6年度国家予算が国会で成立しました。
その予算額は112兆円(前年2023年度予算:▲2兆円)です。
今回は、今年決まったこの国家予算についてご紹介します。
- 日本の国家予算が2024/3/28に成立
- 2024年度の国家歳入歳出予算はひかえめな112兆円
日本における国家予算とは?
国家予算とは
国家予算とは、日本国における日本国民などから集めた税金をどのように使っていくか、というものです。
財務省が毎年7月ごろに来年度の具体的な指針を示し、年末にかけてまとめます。
そして年が明ければ、予算案を国会に提出し、審議にかけ、年度末の3/31にかけて、予算を決定するという流れです。
過去の予算
過去の予算については以下をご覧ください。
2024年度の日本の運営費用について調べた
2024年度における歳入について
日本国の収入源となる歳入についてです。
2024年度の日本の歳入合計は112兆円です。
グラフ1.のとおり、
- 税収:61.8%(69兆円)
- 国債:31.5%(35兆円)
- その他: 6.7%
の内訳となっています。
これらが日本の収入源となり、2024年度中に日本で利用されていきます。
前年度と比較すると、税収微増、国債微減。
- 税収:+0.2%
- 国債:–0.5%
税収は、税金のことで、あなたにも馴染み深いかと思います。
一方であまり馴染みのない国債は、企業で言う社債のことで、日本政府が発行します。
これらから税収によって世の中のお金が回収されているということになります。
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日本の税収の内訳は?
日本の税収(69兆円)の内訳を見てみましょう。
日本の税収は69兆円ですが、その大部分の内訳は次のとおりです。
- 消費税:33.0%(23.0兆円)
- 所得税:30.6%(21.3兆円)
- 法人税:21.1%(14.7兆円)
消費税が23.0兆円と、税収の中で1番に多い税収になっています。
ちなみに、消費税と所得税は国民全員から徴収されることから、税収は個人から6割も負担していることになります。
税収の時系列推移
過去4年を振り返ると、消費税と所得税が多く納められていることがわかります。
2024年度における日本の歳出について
日本の収入源となった歳入の使いみちが歳出になります。
2024年度の日本の歳出は歳入と同様に112兆円です。
国の収入源となった歳入の主な使用用途は以下の通り。
- 厚生労働省:29.9%(33.6兆円)
- 財 務 省:26.2%(29.5兆円)
- 総 務 省:16.2%(18.1兆円)
厚労省は、主に日本国民の確定拠出年金、社会保障や医療保険給付、介護保険制度のために使われいます。
また、財務省の使用金額が多い理由として、過去に発行した国債の償還に利用されます。
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日本政府の貸借対照表について
これまで日本の歳入と歳出(企業でいうと収入と費用)について見てきました。
収入源は税金と国債でしたが、一般的に国債は “日本の借金” として知られており、これが「国家破綻を起こす」と言われています。
これについて断っておくと、国債が多くなろうと今の現状では国家破綻しないです。
なぜなら、日本政府が発行した国債の最大の買い手は日本銀行とその他日本の金融機関だからで、さらに信用創造しているので世の中のお金を回収(つまり、増税)しすぎると不景気になります(失われた30年)。
これらは、日本政府と日本銀行の貸借対照表(BS)の理解が必要となります。
興味がある方は以下の記事をご覧ください。
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まとめ
今回は、2024年度の国家予算についてご紹介しました。
- 日本の国家予算が2024/3/28に成立
- 2024年度の国家歳入歳出予算はひかえめな112兆円