3-2. 投資(資産運用)

【企業価値の見抜き方】総資産利益率(ROA)の計算式と求め方とは

総資産利益率(ROA)とは

どうも、あおりんご@aoringo2016です。

 

今回はこの総資産利益率(ROA)をぜひともあなたに理解していただきたいのですが、、そもそもあなたは総資産利益率(ROA)を知っていますか?

 

総資産利益率(ROA)とは、あなたが働いている会社や就職したい会社、競合他社、その他組織がそれぞれにもつすべての資産(総資産)からどれだけその企業が稼いでいるのか利益を出しているのかを示す指標です。

つまり、企業の本質を見抜くために使う分析方法です。

これを知れば、どんな会社でも良い企業なのか良くない企業なのか丸裸にできます。

そして、なんであなたのお給料が低いのかもよくわかります。

 

そこで今回は企業分析でよく使う総資産利益率(ROA)について解説していきます。

この記事のポイント3つ

  • 総資産利益率(ROA)とは、企業の収益性を分析する指標
  • ROAは総資産に対しての純利益のこと
  • ROAは同業他社との比較で用いる

企業を見抜く総資産利益率(ROA)とは

総資産利益率(ROA)と計算式

総資産利益率(ROA)とは、以下のとおりです。

企業分析で使う総資産利益率(ROA)とは

総資産利益率とは、Return on Assetの略であり、企業が持つ総資産からどれだけの利益が得られたか、企業の収益性を分析する指標である。

ROA = (純利益 / 総資産)x 100

  • 高ROA:12%~
  • 中ROA:8%~12%
  • 低ROA:~8%

※個人的な感覚です

となっています。

つまり、企業が持っている工場であったり建物を使ってどれだけの純利益を生み出したのかを確認する指標となっています。

総資産利益率(ROA)
図1. 総資産利益率(ROA)

これは貸借対照表損益計算書の両方から分析します。

そのため両方を見れるの知識がなければいけませんので、わからない方は以下の関連記事をご覧ください。

【関連記事】

【お金の知識をわかりやすく】人生で大切な貸借対照表とは

【お金の知識をわかりやすく】人生で大切な損益計算書とは

総資産利益率(ROA)の分析方法

それでは総資産利益率(ROA)の分析方法を見ていきましょう。

まず貸借対照表損益計算書の両方を見ます。

貸借対照表と損益計算書
図2. 貸借対照表と損益計算書

総資産とは、企業がもっている工場であったり、建物、機械などの形ある有形資産やソフトウェア、ブランドなどの形のない無形資産すべてのことをいいます。

また純利益とは、企業が製品やサービスを売り上げたあと、モノやサービスを作る製造コストや人件費などを差し引いて残るお金のことをいいます。

 

企業は資産を使って利益を生み出そうとします。

そのため総資産利益率(ROA)は、企業の収益性を分析するためにとてもよい指標となります。

資産を使って利益を生み出す
図3. 資産を使って利益を生み出す

総資産利益率(ROA)を使って評価する

高い総資産利益率(高ROA)

高い総資産利益率(高ROA)とは、少ない資産と費用で大きな利益を生み出していることになります。

高い総資産利益率(高ROA)
図4. 高い総資産利益率(ROA)

(図4.はわかりやすくするために極端に描いています)

この場合、企業の価値は高いと言えます。

 

そして、企業にとっては残るお金が多いほうがよいです。

なぜかというと、残るお金は企業にとって次の成長するためのエネルギーとなるからです。

お金がなければ次に新しい機械を買ったり、工場を作ったり、人を雇ったりできません。

そのため、どの企業でも少ない投資で高い利益を出そうとします。

低い総資産利益率(低ROA)

低い総資産利益率(低ROA)とは、大きな資産と費用で少ない利益を生み出していることになります。

低い総資産利益率(低ROA)
図5. 低い総資産利益率(低ROA)

(図5.はわかりやすくするために極端に描いています)

この場合、企業の価値は低いと言えます。

そのためお給料が低いのは、あなたの会社がいろんな費用にお金を使いすぎていて利益を出すことに必死だから、かもしれません。

 

一方で総資産利益率を分析に使うのであれば注意が必要です。

つまり、業界内の競合他社との比較により相対的に使わなければいけないからです。

例えば、ソフトウェアを自社開発して売っている会社は高いROAとなります。

しかしながら、化学薬品を作って売っている会社は工場などを持っているため、設備投資を行わなければいけないため、低いROAとなります。

 

したがって、ソフトウェア会社と化学系会社をROAで比較すると、ソフトウェア企業 > 化学系会社となってしまうため、適切な比較ができません。

そのため総資産利益率(ROA)は同業他社比較で用いることが大切となります。

まとめ

今回は企業分析でよく使う総資産利益率(ROA)について解説していきました。

この記事のポイント3つ

  • 総資産利益率(ROA)とは、企業の収益性を分析する指標
  • ROAは総資産に対しての純利益のこと
  • ROAは同業他社との比較で用いる

投資で企業分析する場合には使っていきたい指標ですね。

あおりんご