1-1. 日本の経済

インフレ率直撃!アメリカ経済が受けた1979年代オイルショックの過去

オイルショック時のアメリカのインフレ率

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

 

あなたは、過去に2度あったオイルショックでアメリカのインフレ率が急激に上昇した過去について知っていますか?

 

そこで今回は、アメリカのインフレ率の過去についてご紹介します。

この記事のポイント

  • インフレのインフレ率が過去に2度急激に上昇した
  • 原因は第一次と第二次オイルショック
  • オイルショックがスタグフレーションにつながった

まずインフレ率とは

インフレ率とは

インフレ率とは

インフレ率とは、モノやサービスの値段を総合的に統計を取る消費者物価指数(CPI)において、前年と同時期を比較した増加率のこと。

前年同期比で、CPIが上がっていればインフレ率が上がったことになり、反対に下がっていれば、インフレ率も下がったことになる。

詳しいCPIについては以、下の記事をご覧ください。

消費者物価指数(CPI)
消費者物価指数とは?今すぐ知りたい経済指標をわかりやすく解説どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。 みなさんは日本の物価を測る指標を知っていますか? 物価とは、モノやサービスの値段...

結論:強烈な原油高はスタグフレーションになりやすい

人々が今よりもよりよい暮らしを求めて、よいモノやサービスを買おうとすると値段が上がります。

こうすることで経済の好循環が生まれます。

一方で、モノやサービスを作るための材料を仕入れる値段が高くなってしまうと、あまりいいことが起きません。

例えば、強烈な原油高になってしまうと、インフレ率は上がりますが、経済が停滞しがちです。

過去に世界で起こったオイルショックをもとに、アメリカのインフレ率をみていきましょう。

過去のオイルショックがアメリカのインフレ率に直撃していた

アメリカのCPIとは

アメリカのCPIの統計については以下の記事をご覧ください。

1913年〜2021年のアメリカのCPI
米国の歴史的経済成長!アメリカのインフレ率をCPIと推移チャートで調査 どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。 あなたは、アメリカのCPIについて知っていますか? CPIとは、消費者物価指数...

アメリカのインフレ率の時系列チャート(1960年~1990年)

過去にアメリカで起こったのインフレ率の急上昇について見ていきましょう。

オイルショック時のアメリカのインフレ率
グラフ1. アメリカの1960年~1990年のインフレ率
(出典:アメリカ労働統計局)

アメリカでは、過去に2度インフレ率が急上昇しました。

  • 1974年12月:12.3%
  • 1980年  3月:14.8%

この2回のインフレ率急上昇の原因は、オイルショックです。

第一次オイルショック(1973年〜1976年)

1973年ごろ、イスラエルとエジプトやシリアなどのアラブ諸国との間で第四次中東戦争が勃発。

イスラエルを支持する国々への経済制裁として、OPEC(石油輸出国機構)やOAPEC(アラブ石油輸出機構)が原油の生産を段階的に削減することを次々と決定していきました。

その結果、石油価格がつり上がってしまい、第一次オイルショックとなりました。

この第一次オイルショックが原因で、原材料高騰によって引き起こされた高インフレ経済停滞のダブルパンチを伴うスタグフレーションになってしまいました。

第二次オイルショック(1979年〜1982年)

第二次オイルショックは、1791年はじめにおこったイラン革命によってもたらされました。

イランでの石油生産が止まったので、供給が追いつかず。

さらにOPECが段階的に原油の値段を引き上げたことで、世界に影響を与える第二次オイルショック、高インフレをもたらしてしまいました。

まとめ

今回は、アメリカのインフレ率の過去についてご紹介しました。

この記事のポイント

  • インフレのインフレ率が過去に2度急激に上昇した
  • 原因は第一次と第二次オイルショック
  • オイルショックがスタグフレーションにつながった

あおりんご