1-1. 日本の経済

日本の物価の歴史!CPIとインフレ率と推移チャートを調査

日本の物価の歴史_時系列データ

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

 

あなたは、日本のCPIの歴史について知っていますか?

CPIとは、消費者物価指数のことです。

 

そこで今回は、日本のCPIについてご紹介します。

この記事のポイント

  • 日本のCPIは1997年以降横ばい
  • だから経済成長していない
  • 増税と社会保障費増大により国民が使えるお金が少ない

まずCPI(消費者物価指数)ってなに?

CPIとは

CPIとは

CPIとは、Consumer Price Indexの略で、消費者物価指数のこと。

国のモノやサービスの値段を把握する統計で、CPIが上がっていればインフレになる。

詳しいCPIについては以、下の記事をご覧ください。

消費者物価指数(CPI)
消費者物価指数とは?今すぐ知りたい経済指標をわかりやすく解説どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。 みなさんは日本の物価を測る指標を知っていますか? 物価とは、モノやサービスの値段...

日本のCPIの時系列推移とは

日本のCPIの時系列推移(1970年~2021年)

次に日本のCPIの時系列推移を見ていきましょう。

次のグラフが日本のCPI時系列推移です。

日本の物価の歴史_時系列データ
グラフ1. 1970年~2021年の日本のCPI推移
(出典:総務省)

日本は、1970年からCPIのデータをとっています。

  • 1913年:30.3
  • 2021年:99.9

これらから、約50年間で日本の物価が約3倍インフレしたことがわかります。

一方で、グラフからもわかるように、1997年以降は物価が横ばいしています。

これは、1997年と2021年のモノの値段を比較したときに、全く変わっていないということです。

インフレ率(CPIの前年同期比)

次に、日本のインフレ率(CPIの前年同期比)を見ていきましょう。

日本のインフレ率の歴史_時系列データ
グラフ2. 1970年~2021年の日本インフレ率推移
(出典:総務省)

グラフ2からわかるように、1997年以降はプラスの年もあればマイナスの年もあるため、ほぼインフレしていないのです。

これは、日本経済が成長してい原因とも言えます。

なぜ、日本の物価が伸びていない?

日本の物価が伸びない理由

では、なぜ日本の物価が伸びていないのでしょうか。

いくつか理由が考えられますが、大きく2つがあります。

  • 通貨量が少ない
  • 増税や特に社会保障費増大により未来への投資がされていない

通貨量が少ない

まず考えられるのは、そもそも通貨量が少ない点にあります。

物価は通貨の量とモノの値段で決まるため、通貨の量を増やせばモノの値段も必然的に上がります。

したがって物価を上げるために、安倍政権率いるアベノミクスと、黒田総裁率いる日本銀行黒田バズーカのもと、マネタリーベースを増加させてきました。

増税や特に社会保障費増大により未来への投資がされていない

国民がより多く消費をすることで物価は上がります。

最終的に、それが経済成長に繋がります。

一方で、今まで(特に1997年以降)の日本は、消費増税と社会保障費増加をしてきました。

消費増税は、8%と10%の2回。

社会保障費は給与にかかる比率を年々上げています。

社会保障費は、そもそもぼくたち国民に手渡される前に天引きされています。

さらに、消費するときに多くお金を支払わなければけません。

つまり何が言いたいかというと、国民が使えるお金というのは昔よりも少なくなっているのです。

なので、物価が上がらないのもうなずけます。

アメリカの物価はどうか?日本と比較してみる

アメリカのCPIは、実は上がり続けています

日本との比較も以下の記事にありますので、あわせてご覧ください。

1913年〜2021年のアメリカのCPI
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まとめ

今回は、日本のCPIについてご紹介しました。

この記事のポイント

  • 日本のCPIは1997年以降横ばい
  • だから経済成長していない
  • 増税と社会保障費増大により国民が使えるお金が少ない

あおりんご