どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。
あなたは、日本の失業率について知っていますか?
失業率とは、就業者に対して完全失業者がどれだけいるかの割合です。
そこで今回は、日本の失業率とその歴史についてご紹介します。
- 失業率は15歳以上の労働力人口のうち完全失業者の割合
- 統計がはじまった1954年以降、失業率は平成が最悪だった
- 2021年現在は、2.8%
まず失業率ってなに?
失業率とは
失業率とは、15歳以上の労働力人口のうち完全失業者の割合。
完全失業者とは、仕事を探しても仕事に就くことができない人のこと。
(非労働力人口は、アルバイトなどの仕事をしない学生、専業主婦、高齢者などが含まれる)
日本の失業率の歴史
日本の失業率の歴史と平成の大不況(1954年~2021年)
それでは日本の失業率の時系列推移を見ていきましょう。
次のグラフが日本の失業率時系列推移です。
日本は、1954年から失業率のデータをとっています。
統計を取り始めた1954年からもっとも失業率が低かったのは、日本の歴史の中でもっとも成長した高度経済成長の1960年から1970年ごろで1.2%ほど。
その後は、オイルショックなどを経て1987年が高くなりましたが、その後はバブルを迎えて失業率は減少しています。
そして日本の歴史上、失業者が増えたのは実は平成に入ってからだったんですね。
もっとも高い数値は、ドットコムバブル崩壊時と、リーマンショック時です。
これらより、平成がどれだけ不況だったのか十分理解できるグラフになっています。
リーマンショック後からアベノミクスの失業率推移(2007年~2019年)
次に、日本の直近の失業率推移を見ていきましょう。
アベノミクス以降、完全失業者が大きく下がりつづけていることから、平成でやっと景気が回復してきました。
これは、黒田バズーカによる異次元的な金融緩和と政策であったアベノミクスが成功したことで、失業率が大きく下がりました。
直近のコロナショックの失業率(2020年~2021年)
そして、2021年現在です。
新型コロナウイルス感染症によるコロナショックは、全世界を恐怖に陥れました。
そのコロナショックによる失業率への影響はどれくらいだったかというと、現在の失業率の状況は、以下の通りです。
- 2021年:2.8%
つまり、今の日本人の完全失業者はリーマンショックよりも低い2.8%しかいないということです。
コロナがこんなにも経済的ダメージを与えたのに失業率が現在たったの2.8%しかいないかというと、政府と日本銀行が助成金や現金給付など大きな経済を支えるくらいにお金を出したからです。
働けはしないけど、生きる上では十分なくらいの補助をしたから今の数字が保たれています。
コロナ禍での政府の動きに関しては、以下の記事をご覧ください。
まとめ
今回は、日本の失業率についてご紹介しました。
- 失業率は15歳以上の労働力人口のうち完全失業者の割合
- 統計がはじまった1954年以降、失業率は平成が最悪だった
- 2021年現在は、2.8%
あおりんご