どうも、あおりんごです。
みなさんは物価とお給料の関係は知っていますか?
今回は物価と給料についてわかりやすく解説していきます。
- 国民のモノやサービスの消費がないと企業の売上が上がらない
- 物価の上昇が国民の給料を上げる
- よりモノやサービスが消費されれば国の景気がよくなる
物価が上がらないと、給料は上がらない本当の理由
モノの需要と企業の売上
物価が下がり続けている、また物価が上がらない状況が何を引き起こすのでしょうか。
それは最終的にぼくたちの給料が上がらないことにつながってきます。
名目GDPとは、物価変動を加えたぼくたちが日々消費するモノやサービスの総額です。
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人々の”欲しい”欲望がモノへの需要につながり、需要が上がると企業の売上は良くなるので各々のモノの値段が上がります。
そして全てのモノやサービスへ価格上昇が波及すると物価も上昇します。
企業側が製品をつくる材料の価格が上がってしまえば企業側はその原材料価格が上がった分を製品の価格に加えていかなければ企業の利益が確保できないため、結果的にモノやサービスを消費するぼくたちの支払う金額も上昇することによって企業の売上は上がります。
これら企業売上と利益の動きは損益計算書(PL)で確認することができます。
企業の売上が上がれば利益が増える可能性が上がり、企業の価値も高まります。
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物価とお給料
一方、企業ではたらく従業員は普段生活している中で全てのモノやサービスにおいて価格上昇を感じはじめます。
モノやサービスの価格が上がってしまうと普段はたらく従業員は「生活できないから給料(人件費)を上げろ!」と企業側に要求してきます。
これらに対し企業が従業員の給料(人件費)、つまり企業側にとってのコストを上げても企業が存続できる余裕があるのであれば、ぼくたちの給料が上がる結果につながります。
このように、人がより消費していくことで経済が活性化されることで「景気がいい」状況につながります。
これをインフレといいます。
では反対に、人がモノやサービスを今まで以上に消費しないように動けばどうなるでしょうか。
もちろん企業の売上は減りますよね。
企業は大前提として利益を出さなければいけませんので、企業の売上が減ると利益を出すためにコストを削減するように動きます。
どこのコストを削減するか?企業内の1番のコストは残念ながらぼくたちの人件費なのです。
したがってコスト削減のために1番に人件費が削られるため残業代も出ませんし、ボーナスも出ません。
だから、ぼくたちが消費しないように行動すればするほど、ぼくたちは自分自身の首を自ら締めていることになり、さらに経済が衰退化され「景気が悪い」となります。
つまりデフレです。
そして平成時代はデフレでした。
まとめ
今回は、物価と給料についてご紹介しました。
- 国民のモノやサービスの消費がないと企業の売上が上がらない
- 物価の上昇が国民の給料を上げる
- よりモノやサービスが消費されれば国の景気がよくなる
あおりんご