どうも、あおりんごです。
名目賃金と実質賃金の計算方法を知って20代サラリーマンの将来設計を強化しよう
20代のサラリーマンにとって、給与は生活の基盤であり、将来設計の重要な要素です。
しかし、給与明細に記載されている「名目賃金」だけを見ていると、本当の収入価値を見誤ることがあります。そこで重要になるのが「実質賃金」。
そこで今回は、名目賃金と実質賃金の違いや計算方法を解説し、それが20代サラリーマンの生活や貯蓄計画にどう影響するかを考えていきましょう。
- 名目賃金は額面、実質賃金はインフレ調整
- インフレ下では現金以外の資産へ投資
名目賃金と実質賃金とは?
名目賃金とは
名目賃金は、給与明細に記載されている額面の金額です。
税金や社会保険料が引かれる前の数字であり、物価変動(インフレ)を考慮していない「そのまま」の数字です。

実質賃金とは
実質賃金は、名目賃金から物価変動、つまりインフレを考慮したもの。
「そのお金で実際にどれだけのモノやサービスを購入できるか」を示します。物価が上昇している場合、同じ名目賃金でも実質的な価値は下がります。

名目賃金と実質賃金の計算方法
実質賃金の計算式
実質賃金は以下の式で求められます。
具体例
例えば、月給25万円のサラリーマンに対し、CPIが108(2020年基準)の場合の具体例を考えてみましょう。
実質賃金 = (250,000 / 108)x 100 = 231,481
つまりこの場合は額面で25万円もらったとしても物価上昇のため、23万円しか購買力がないと言えます。
20代サラリーマンが知っておくべきポイント
インフレが収入に与える影響を考える
若手社員の場合、昇給額が少ないことも多いため、インフレによる購買力低下が家計に直接影響します。
例えば、毎年2%ずつ物価が上昇すると、10年後には現在の収入で買えるモノやサービスが大幅に減少する可能性があります。
購買力を守る。だからこそ投資をする
インフレに一番弱い資産は 現金 です。
今、名目賃金と実質賃金を計算したように、インフレ下では現金が一番弱い立場になってしまいます。
ではあなたの購買力を守るためにどうするか?
それは現金以外の資産、例えば株や不動産などの別の資産を持つようにしましょう。

まとめ
- 名目賃金は額面、実質賃金はインフレ調整
- インフレ下では現金以外の資産へ投資