1-1. 日本の経済

インフレ時代に備える!名目賃金と実質賃金の計算方法と購買力の守り方

実質賃金

どうも、あおりんごです。

名目賃金と実質賃金の計算方法を知って20代サラリーマンの将来設計を強化しよう
20代のサラリーマンにとって、給与は生活の基盤であり、将来設計の重要な要素です。

しかし、給与明細に記載されている「名目賃金」だけを見ていると、本当の収入価値を見誤ることがあります。そこで重要になるのが「実質賃金」。

そこで今回は、名目賃金と実質賃金の違いや計算方法を解説し、それが20代サラリーマンの生活や貯蓄計画にどう影響するかを考えていきましょう。

この記事のポイント

  1. 名目賃金は額面、実質賃金はインフレ調整
  2. インフレ下では現金以外の資産へ投資

名目賃金と実質賃金とは?

名目賃金とは

名目賃金は、給与明細に記載されている額面の金額です。

税金や社会保険料が引かれる前の数字であり、物価変動(インフレ)を考慮していない「そのまま」の数字です。

名目賃金
図1. 名目賃金とは

実質賃金とは

実質賃金は、名目賃金から物価変動、つまりインフレを考慮したもの。

「そのお金で実際にどれだけのモノやサービスを購入できるか」を示します。物価が上昇している場合、同じ名目賃金でも実質的な価値は下がります。

実質賃金
図2. 実質賃金とは

名目賃金と実質賃金の計算方法

実質賃金の計算式

実質賃金は以下の式で求められます。

実質賃金の計算式

実質賃金 = (名目賃金 / CPI)x 100

  • 名目賃金:給与額(月収や年収)
  • CPI:消費者物価指数(とある基準年を100とした物価水準)

具体例

例えば、月給25万円のサラリーマンに対し、CPIが108(2020年基準)の場合の具体例を考えてみましょう。

実質賃金 = (250,000 / 108)x 100 = 231,481

つまりこの場合は額面で25万円もらったとしても物価上昇のため、23万円しか購買力がないと言えます。

20代サラリーマンが知っておくべきポイント

インフレが収入に与える影響を考える

若手社員の場合、昇給額が少ないことも多いため、インフレによる購買力低下が家計に直接影響します。

例えば、毎年2%ずつ物価が上昇すると、10年後には現在の収入で買えるモノやサービスが大幅に減少する可能性があります。

購買力を守る。だからこそ投資をする

インフレに一番弱い資産は 現金 です。

今、名目賃金と実質賃金を計算したように、インフレ下では現金が一番弱い立場になってしまいます。

ではあなたの購買力を守るためにどうするか?

それは現金以外の資産、例えば株や不動産などの別の資産を持つようにしましょう。

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20代の貯金リスクがヤバイ!2024年、現金が安心できない時代になったワケどうも、あおりんごです。 早速ですが、この記事が現実になってしまいました! https://greenapple-investment....

まとめ

この記事のポイント

  1. 名目賃金は額面、実質賃金はインフレ調整
  2. インフレ下では現金以外の資産へ投資

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