どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。
あなたは長期、つまり年単位での投資を考えている人でしょうか?
もし違うのであれば、この先は読み進めないことをオススメします。
この本は、年単位での投資を考えている人に向けた本だからです。
数日、数週間、数ヶ月といった投資のスタイルではなく、企業の成長とともに株価も上昇するといった投資スタイルを目指しているあなたであれば、この本はとても強い武器となるでしょう。
その理由はこの本が、将来にわたって利益を生み出しつづける競争優位性をもった企業に投資することを追求した一冊だからです。
今回は「千年投資の公理」についてご紹介しようと思います。
- 年単位での投資を考えている人
- 企業の優位性を重視した投資を考えている人
- 複利効果を活かしたい人
『千年投資の公理』はどんな本?
著書 / 著者 など
- • 著書:千年投資の公理
- 著者:パット・ドーシー(監修:鈴木 一之 訳:井田 京子)
- 発行日:2009年 1月 3日 第1刷発行
本のストーリー
投資するといっても企業はたくさんあるけど、でも「投資するからには投資した以上のリターンはほしい!!」と考えるのが普通だと思います。
そのためにいろんな投資手法がありますが、この本は長期投資で結果を出すために必要な考え方を与えてくれます。
この本は、企業の価値である競合他社との優位性を重視しています。
競争優位性を持った企業が長い期間をかけて利益を積み上げる価値に投資するからです。
つまり企業の成長とともに投資するスタイルは必然と長い期間となります。
この投資するスタイルは、とくに長く生きられる20代や30代であればそれだけ複利効果も働かせることができるので、長期投資はとても強いといえます。
必読すべき3つの理由
競合他社との競争優位性を追求した一冊
企業の価値は利益を生むことにあります。
しかしながらだれでもわかることですが、そう簡単には企業の利益は生まれません。
それはあなたが投資したい企業が業界ではその1社だけではなく、もちろん競合他社があるものだからです。
例えば日本の自動車業界であれば
- トヨタ自動車
- 本田技研
- 日産自動車
といったところです。
そして、利益を生むためには他社には負けない何かを持っていなければ競争で勝つことができません。
その競争で勝つための自社にしかないものが優位性となるのです。
つまり、例に出した自動車業界の3社それぞれにはそれぞれの競争優位性があるということです。
とくにあなたも生きていく上では自分にしかない強みを活かして生きているでしょう。
それは企業であっても同じことで、他社よりも優れた何か持っていなければ市場では生き残れません。
この本は「なぜ他社よりも優位性を持たなければいけないのか」といった競争優位性に特化して追求した一冊となっています。
堀の価値と価格まで考えさせてくれる
良い企業には他社には負けない堀があることがわかりました。
一方で、堀があるとわかったからとっていきなり資金を投じるわけではありませんよね。
長期投資ではその価格、つまり株価が示す金額が企業が持つ価値よりも安い場合に買い判断を決めます。
簡単な値はPER(株価収益率)です。
少し難しい計算方法となれば企業が将来に生み出すであろう現金を現在価値の計算を利用します。
企業に競争優位性があったとしても、それが高くては投資では儲からないことをこの本は書いてくれています。
わかりやすい、読みやすい、そして分厚くない
あなたはわかりにくく、読みにくく、さらに分厚い本は好きですか?
こんな本は読みたくなくなりますよね。
ただ経営の書籍や投資の書籍であれば、難しい本が多いことも事実です。
しかし、この本は違います。
「わかりやすい、読みやすい、そして分厚くない」
競争優位性と投資についての解説をこの三拍子を揃えて書いてくれています。
まとめ
今回は「千年投資の公理」についてご紹介しました。
- 競合他社との競争優位性を追求した一冊
- 堀の価値と価格まで考えさせてくれる
- わかりやすい、読みやすい、そして分厚くない
本当におすすめしたい本です。
ぜひ手にとって読んでみてください。
あおりんご