1. 経済と基礎知識

【2025年4月】アメリカフィリップス曲線とレポート

フィリップス曲線(アメリカ)2025年4月

どうも、あおりんごです。

2025年4月現在のアメリカフィリップス曲線の値です。

アメリカフィリップス曲線(2025年4月)

アメリカフィリップス曲線(2025年4月)

フィリップス曲線(アメリカ)2025年4月
グラフ1. 2025年4月のアメリカフィリップス曲線
(Ref:FRB)

アメリカcore CPIから算出されるインフレ率が4年ぶりの2.0%台へと大きく下げた結果、グラフ上のドットは前月よりやや下へ、近似曲線より下に推移いたしました。

2025年4月のFF金利は4.33%と前月と同じ。

 

【2025年5月14日の米国株価】

  • ダウ平均:▲0.64%
  • ナスダック:1.61%
  • S&P500:0.72%

レポート

今月発表のcore CPIはやや下がり、フィリップス曲線では利下げは良いタイミングを整えつつあります。

一方、トランプ大統領の対中対策である関税によって米経済がリセッション(景気後退)になるという懸念から先日のFOMCでは金利据え置きの判断となりました。

今後は米中関税にともなってインフレが継続すると予想されていることから、利下げのタイミングを見極めている状況といえます。

 

フィリップス曲線が維持していましたが、アメリカがインフレ対策をはじめて丸3年経ってやっと物価上昇の歯止めがかかりました。

FRB側はすぐに利下げし、インフレに戻ると米国経済にダメージを与えかねないと考えています。

トランプ大統領は中国と貿易戦争に一旦の小休止となりましたが、今後の動向を中止する必要があります。

次月のインフレ率で利下げタイミングを図れるでしょう。