1-1. 日本の経済

【2024年8月現在】絶妙なくらいにちょうどよく推移している日本のインフレ率

日本のインフレ率

どうも、あおりんごです。

 

今、日本のインフレ率が絶妙なくらいにちょうどいいです。

なぜなら目標インフレ率をやっと越えはじめたからです。

 

そこで今回は2024年8月現在のインフレ率について解説していきます。

この記事のポイント

  1. コアコアインフレ率が2.0%と経済成長にはちょうどいい数字
  2. このまま継続すると給料の上昇も見込める

今が絶妙なくらいにちょうどいい日本のインフレ率

まず、インフレ率とは?

インフレ率とは消費者物価指数の前年同期比のことを言います。

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2024年8月現在、インフレ率がちょうどいい具合に推移

2024年8月現在の数値では、インフレ率は以下の通りです。

  • インフレ率:3.0%
  • コアコアインフレ率:2.1%

 

日本のインフレ率
グラフ1. 2000年から2024年8月までのインフレ率

 

なお、コアコアインフレ率とは、生鮮食品およびエネルギーを除くインフレ率のことで、海外ではコアインフレ率ともいいます。

 

生鮮食品とエネルギーは外部要因によって値動きが激しいので、それらを除いて数値を見ます。

つまり、コアコアインフレ率は実体経済がより鮮明に映し出された数値といえます。

 

目標インフレ率は2.0%、やっとそれを上回りはじめたのがここ数ヶ月といえます。

目標インフレ率は目安であってだいたい平均2.0%のインフレ率が保てていれば、経済成長がちょうど良く促されるという数値

 

今のインフレ率を維持できれば給料の上がりやすい経済環境が継続

さて、今まで目標インフレ率に達していなかったコアコアインフレ率ですが、2022年ごろから原材料の高騰によって企業がそのコスト分を販売価格へ転嫁しなければならなくなった結果、インフレ率が上昇したといえます。

‎物価上昇とお給料

 

企業の販売価格の転嫁は、企業の売上に直結します。

このままいくと企業の売上や利益の増加が見込めることから、ぼくたちのお給料も上がることになりそうです。

さらにお給料が上がると国民の消費もより活性化されることが想像できます。

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‎物価上昇とお給料

インフレ率は高すぎても低すぎてもダメ!

ちなみに、インフレ率が高すぎると今のアメリカみたいに国民が消費できるだけのお給料がないことから消費が増えない一方で、反対にそれが低すぎると日本の失われた30年のように経済成長が起こらないことになります。

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まとめ

この記事のポイント

  1. コアコアインフレ率が2.0%と経済成長にはちょうどいい数字
  2. このまま継続すると給料の上昇も見込める