どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。
この本は、若い段階でのたくさんの経験や備わった知識というのは、とても貴重な時間を過ごしたと伝えています。
実際に、ぼくも人とは違った経験を歩んだことや、幅広いジャンルの本を読んだので、とても共感できます。
そこで、今回は『RANGE-知識の「幅」が最強の武器になる-』をご紹介したいと思います。
- 人生で回り道を経験をしている人
- 専門性特化に疑いがある人
- 生き方に悩んでいる人
『RANGE-知識の「幅」が最強の武器になる-』とはどんな本?
著書 / 著者 など
- 著書:RANGE-知識の「幅」が最強の武器になる-
- 著者:デイビッド・エプスタイン
- 発行日:2020年3月30日 第1刷発行
本のストーリー
この本は、その名の通り、知識の「幅」を重視しています。
著者がこの本を書いた理由が、最高効率の「専門性特化」に風穴を開けたかったからだそうです。
そのためにたくさんの調査をされたようです。
例えば、著書『非才!』で有名になった「1万時間の法則」という教育方法を、この『RANGE』では冒頭でそれを否定しています。
理由は、ある一定のルールや規則に則ったゲーム、また同じ事象が起こりやすい確率の中(例えば、ゴルフやチェス)では「1万時間の法則」によって成功しやすいが、あらゆるスポーツやいくつもある楽器などをやる上では、早い段階ではいろんな種類の経験をさせてからひとつに集中させたほうが良い、という結論です。
これは人生にも同じことが言えるからです。
ちなみに余談ですが「1万時間の法則」は、著書『成功は“ランダム”にやってくる!』でも否定されています。
オススメする3つの理由
シンプルに、ビル・ゲイツが紹介した本だから
さて、ぼくがオススメしたいと思った理由は、誰もが知っているマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏がこの本を紹介していたからです。
ビル・ゲイツ氏は、読書家でも知られています。
<関連>【ゲイツやバフェットが薦める渾身の本】『人と企業はどこで間違えるのか?』をオススメする3つの理由
そしてぼくは、ビル・ゲイツ氏がオススメ本として紹介していたので知りました。
シンプルにビル・ゲイツ氏が紹介した本なので、そんな世界のトップがオススメするのだから読んで損はないでしょう。
ひとつのことができなくても心配しなくてよくなるから
そんなビル・ゲイツ氏が紹介していた本ですが、ぼくがこの本を読んでオススメしたいのは、勉強であれ、スポーツであれ、仕事であれ、ひとつのことができなくても心配しなくてよくなるからです。
人には適正や得手不得手があるように、どうやってもできないことがあると思います。
しかしながら、どうしても日本社会には、ひとつレールが外れてしまえばそれで「社会的使用不可」のレッテルが貼られる風習が漂っているように感じます。
ぼくの実体験を振り返ると、反対に学生時代は科学系全般を学んでいましたが、今では大きく道の外れた経済や経営、投資などを学んでいます。
ここで、間違いなく言えることは、学生の頃の科学系の学びは今でもしっかりと活きています。
ぼくも体験したように、ひとつのことが縦に深められなかったとしても横にレンジを広げる方法もあるということです。
「人とは違った経験は、人とは違った視点が持てる」と思えるから
若い段階でいろんな経験してきた人は、実はモノを見る角度を人は違った視点でみれるので、幅の広いアイデアが出せるようになるからです。
専門性を極めた人は、専門にはとても強いです。
一方、いろんな経験や知識を持っている人は、人とは違った別の角度から捉えられるので、「ああしたらいいのでは?こうしたらいいのでは?」と考えられる幅が広いため、問題を乗り越えるための方法の数を増やすことができます。
まとめ
今回は『RANGE-知識の「幅」が最強の武器になる-』についてご紹介しました。
- シンプルに、ビル・ゲイツが紹介した本だから
- ひとつのことができなくても心配しなくてよくなるから
- 「人とは違った経験は、人とは違った視点が持てる」と思えるから
あおりんご
参考文献
- デイビッド・エプスタイン(2020)『RANGE-知識の「幅」が最強の武器になる-』日経BP.