1. 経済と基礎知識

月刊 図解!給与と暮らしの先読み:7月号|あおりんご賃金ダッシュボード

毎月勤労統計調査_2025年7月1

あなたの家計は「いま、いくら稼げているか」で決まる。

だからこそ、毎月の賃金動向を生活の判断軸に——。

「月刊 給与と暮らしの先読み」は、賃金指数を“図解×指数×先読み”で読み解き、生活や子育て家計の意思決定を3分でアップデートする月刊ダッシュボードです!

本誌は、分析データの質を高めるべく、厚生労働省が発表する毎月勤労統計調査「現金給与総額 指数及び増減率-就業形態計(30人以上)」をもとにあなたの暮らしを丁寧に分析。

短期のブレを平滑化した12ヶ月移動平均とその前年比を併置し、ノイズに惑わされない“生活目線の賃金インサイト”を知ることで、日本のイマを提供します。

給与と暮らしの先読み:7月号(毎月勤労統計調査2025年7月)

3秒サマリー:今月の賃金トレンド

毎月勤労統計調査_2025年7月1
3秒サマリー:今月の賃金トレンド

今月の3秒サマリー

  • 短期:上向き
  • 長期:横ばい

短期的には上向きで賃金は上がっており3.0%の上昇幅で、2023年と同水準の上がり幅。

2022年以降は2%を底に上下を繰り返しながら上昇率は横ばい。

今月の賃金指数:毎月勤労統計調査

毎月勤労統計調査_2025年7月2
グラフ1. 毎月勤労統計調査:短期トレンド
長期トレンド
グラフ1. 毎月勤労統計調査:長期トレンド

先読みレポート

現在の賃金指数は短期的に上昇トレンドで、1980年からの超長期チャートをみると2020年を堺に賃金指数が転換した。

これは日本の雇用が、いい状態が継続と判断している。

2025年7月の毎月勤労統計調査の特筆すべき点は、ピークだった1997年12月の指数を当月の110.6で超えたことだ。

つまり、失われた30年を脱却しつつあると見ている。

 

賃金の伸びが続く一方、物価高騰局面では、家計の「固定費比率」が生活を圧迫しやすい。

金利上昇も発生しており、住宅ローンも圧迫要因の一つ。

先手でリスク要因解消に動くべき。

家計改善アクション

  • 支出率:固定費(とくに通信と保険)でのダウンサイジングを優先、ボーナス頼みの支出は抑制。

  • 貯蓄率:手取りベースで「先取り」維持

  • 投資率:貯蓄から投資へ資金移動

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