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【他の仮想通貨との違いは?】Facebookが企むLibraとは

libra

投稿日:2019/7/15

更新日:2019/1/4

 

どうも、あおりんご(@aoringo2016)です。

 

近年ビットコインやイーサリアムなどの暗号通貨が流行り、今年に入ってもビットコインの上昇が際立ちました。

 

そんな暗号通貨を前にして、Facebookが2019/6/18(火)に 暗号通貨「Libra(リブラ)」  を発表しました。

 

この新しい暗号通貨は、新時代到来の鐘を鳴らすように最近のニュースを賑わしています。

 

Facebookはリブラを 2020年より運用開始 すると言っています。

 

今回は、リブラとはどういった暗号通貨なのか、なぜ新時代到来を表すのか、などをご紹介をしたいと思います。

 


リブラに入る前に、、

暗号通貨「リブラ」をご紹介する前に、いくつか前提の説明をしておきます。

「通貨」の役割とは?

まず、そもそも通貨の役割はご存知でしょうか?

 

みなさんは普段なにげなく使っているお金、つまり通貨ですが、その通貨には3つの機能が備わっています。

【通貨の機能】

  1. 価値保存の機能・・・お金を持っていれば富は蓄えられる
  2. 価値交換の機能・・・魚がほしければ通貨と交換できる
  3. 価値尺度の機能・・・商品の値段をはかることができる

 

この3つの機能が備わってはじめて「通貨」といえます。

 

ブロックチェーンなどの説明

みなさん、暗号通貨やビットコイン、ブロックチェーンなどのワードが ぐちゃぐちゃになっている と思います。

 

【関連記事】

⇒ 【未来を変える?】人間の生活を支えるようになるブロックチェーンとは

 


Libra(リブラ)とは?

さて、通貨の機能やブロックチェーンの意味が理解できたところで、やっとリブラに到着しました。

ここではリブラの特徴を3つご紹介します。

 

リブラの特徴① ブロックチェーンのPoS を採用

Libra(リブラ)とは、Facebookがつくったブロックチェーンをもとに生まれた 暗号通貨  です。

 

リブラは Proof of Stake(PoS) というブロックチェーンの承認方法が採用されています。

ちなみにPoSは、有名なEthereum(イーサリアム)と同じ承認方法です。

 

ブロックチェーンの仕組みや承認方法に関してはこちらをご覧ください!

【関連記事】

⇒ 【簡単図解】ブロックチェーンの仕組みとその種類をわかりやすく解説

 

リブラの特徴② 資産の裏付けある暗号通貨

リブラは 資産の裏付けのある暗号通貨 を目指しています。

 

裏付けられる資産は、いわゆるドル、ユーロ、円などの現在流通してる通貨です。

 

有名な暗号通貨「ビットコイン」などは裏付ける資産がなかったため、価格変動が大きく、通貨の本当の役割である「価値の保存」には適していませんでした。

 

一方でリブラは、現存する資産を裏付けることによって「価値の保存」を実現し、できるかぎりリブラの価格変動を抑えようとしています。

 

価値保存が実現できれば、通貨としての機能がひとつ備わります。

 

リブラの特徴③ 送金手数料が低い

たとえば、ぼくたちが海外へお金を送金しようとすると、送金手数料かかります。

 

この理由として、複数の銀行を通すことが挙げられます。

 

銀行の手数料
図1. 銀行の手数料

一方で図2のようにリブラを使えば、送金指示と同時にリブラのブロックチェーンのデータ書き換えが行われるだけなので、銀行を中継する必要がなくなるため、手数料が不要となります。

 

リブラの送金
図2. リブラの送金イメージ

まさに銀行が不要となり、現在の金融システムが崩壊する道をたどる可能性があります。

 

ぼくたちが住む日本における金融システムの中枢、すなわち中央銀行は日本銀行です。

その日本銀行の役割を解説している記事は以下となりますので合わせてご覧ください!

【関連記事】

⇒ 【日本銀行の役割とは】日銀と世の中のお金の流れをわかりやすく解説

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リブラの需要と未来

新興国への需要

リブラは新興国にとてつもなく需要があると言われています。

 

その理由として以下が挙げられます。

  • 政府の信用がないため、通貨の価値が下がる
  • 銀行口座を持たない人々が多い
  • 国外への出稼ぎが多い
  • スマホは持っている

 

つまり、リブラを利用することによって  通貨価値を一定にさせ、出稼ぎに出ている人たちは国外からの送金手数料を限りなく小さくし、一瞬で母国へ送金させることができる ようになります。

 

これらから新興国の人々にとても需要のある通貨になりえることはわかりました。

 

ここでさらにもうひとつ踏み込んで考えてみましょう。

 

新興国にいる人々がつながる役割を果たす、つまり リブラの経済システムに入るためには何を使えばいいのでしょうか 。

 

世界最大のSNSから巨大な経済システムの創出

リブラは Facebook がシステムを構築しています。

 

Facebookとは、みなさんもご存知の通り、マーク・ザッカーバーグが作った  世界最大のSNSサイト「Facebook」 を持っています。

 

また、Facebookの子会社には

  • Whatsapp
  • Instagram
  • Oculus VR

が存在します。

 

Facebookと子会社たち
図3. Facebookと子会社たち

これらのことから Facebookは世界最大のSNS人口を何らかの形でカバーしている ことがわかります。

 

したがって、リブラをつかえば世界人口の半分ほどを巻き込み、同一の通貨を利用する経済システムの創出ができるようになります。

 

リブラは 「新時代の到来を呼び込む鐘」 になります。

 

リブラへ参加しようとしている企業

リブラ参画企業

リブラの特徴、需要及び未来を考慮すると、世界を巻き込む巨大な経済システムの創出が見えてきます。

そうなれば、その他企業もリブラを放ってはおけません。

 

リブラアソシエーション
図4. Libra参画企業

図4はLibra Association(リブラアソシエーション)に参画する企業です。

 

VisaやMasterCardなどのクレジット会社はもちろん、Paypal、Uber、Spotifyなどの巨大な有名企業が参画を表明しております。

 

UberやSpotifyなどが参画することによって、 商品の交換や価値のモノサシが実現 するため、通貨の機能にあった「価値交換の機能」と「価値尺度の機能」が備わり、通貨として機能しはじめます

 

Libra Associationとは

Libra Associaton(リブラ アソシエーション)とはリブラを管理する組織 で、スイスのジュネーブに本部をおいています。

 

この組織は、シンプルなグローバル通貨と金融インフラの創出を目的としており、非営利となり独立するとのことです。

 

リブラ アソシエーションのメンバーに入るためには、リブラとは別の暗号通貨【Libra Investment Token(リブラインベストメントトーク)】を最低1,000万ドル購入する必要があります。

 

また、リブラインベストメントトークンひとつあたり、議決権が1つ与えられます。

 

そして、これらの代表が理事会として存在し、5~19人で構成され、任期は1年とされています。

 

おそらくこれらの人々がリブラの量などを決定していくため、今のFRBやECB、BOJなどのような組織になるのでしょう。

 

このアソシエーションはまさに 世界を牛耳る人々 になるかもしれませんね、、

 


リブラの懸念点

リブラの一番の課題は「マネーロンダリングの温床 になるのでは」という懸念点を持ち合わせていますが、これについては「アメリカや各国の規制に従う」と説明しています。

 


おまけ

おまけとして、直近のFacebookの米国四季報をアップしておきますので、またご覧ください。

 

米国四季報_フェイスブック
図5. 米国四季報「Facebook, Inc.」

まとめ

今回は話題になっているFacebookの「Libra(リブラ)」についてご紹介しました。

 

ポイントは

  • リブラはFacebookが作り出した暗号通貨
  • リブラは新しい「通貨」になるための機能を持ち合わせている
  • リブラによって世界を巻き込む巨大な経済システムが誕生しうる

という点です。

 

リブラのホワイトペーパーや海外の新聞や、情報から調べて、本当に実現すれば今までにない経済システムが誕生しそうだと感じました。

 

もしリブラが誕生すれば、根拠はありませんが、企業としてのあり方がブロックチェーンを中心とした組織になりえると思います。

 

となればより一層ブロックチェーンの重要性が増し、企業を上場させるには証券会社への上場ではなく、ブロックチェーンを上場させて資金調達を図るICOが主流となってくる可能性があります。

 

今までとは違った投資方法になるかもしれませんね。

 

これからもどんどん世界情勢と動きにキャッチアップしていきたいです。